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夜ご飯ケンちゃんと約束してるんだよね!というエマちゃんと夕方頃には解散して、
気になってた香水の取扱店舗が近くにあるのを思い出してそれだけ寄ってみていこうと駅に向かおうとしていた足を反対に向ける
「あの、」
と後ろから声をかけられて振り返ると知らない男の人が立っていて、どこかで会ったことあったけ?とその知らない顔を記憶の中に探す
「すみませんいきなり、すごいタイプで」と軽く微笑むその男の人をみてやっとナンパされているのかと理解する
立ち止まってしまったからには今更無視しようにもできずにあぁ、と黙る私に
「よかったら少しカフェでも行きませんか?」とかけてくれた言葉を断ろうと顔を上げてから、少し考える
こういう出会いからちゃんとしたお付き合いに発展している人もいる訳で。この人がものすごくチャラそうかと言われたらそうでもないし、
もしかしたら。この先、この人のことを知って三ツ谷くん以上に好きになれるかもしれない
カフェに行くくらいならいっか。
「いいですよ」と男の人と一緒に歩き出したところで腕を後ろに強く引っ張られたと同時に肩を抱かれて混乱する
「何考えてんの?」
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作者名:Anju | 作成日時:2022年8月13日 17時