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「どうすればいいんだろ」
「奪略する」
「別にそんなことしたい訳じゃない」
「じゃあどうしたいの」
「、、、三ツ谷くんのこと考えられなくなるくらい、好きな人が欲しいです」
「その顔なら人選ばなければ彼氏できるよA普通に可愛いもん」
彼氏が欲しいんじゃなくて、好きな人が欲しいんです!
と言いたかったけれどまた面倒くさがられそうでうーん、と適当に返事する
*
せっかくだから駅まわりをぶらぶらしてから帰ろうって事になって
大学内で有名佐野万次郎くんの圧倒的な顔面は大学外でも当たり前に通じる様で、ちょっとでも別行動すると女の子に声をかけられているマイキーくんを遠くから眺める
この夏に入ってから新しい服を1着も買ってなくて、エマちゃん誘ってまた来ようと思いながら駅ビルを見てまわっていると、マネキンが着ているワンピースが目に止まって、思わずそのお店に立寄る
入学したての頃は、まだお洒落に気を使ってたけど。
最近は楽な服装ばかりになっていて、久しぶりに女の子らしい服を見るとやっぱり可愛くて入口から順に夢中になって洋服を見ていると
「A」
と呼ばれてその声に一瞬、息が止まる
「三ツ谷、くん」
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作者名:Anju | 作成日時:2022年8月13日 17時