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赤司20 ページ22

赤司side

赤「パスは今までよりもう1歩早く出さなければ間に合わない

それともう1つ…存在感のある人とはどんな人だと思う?」

黒「?…明るい人でしょうか?」

赤「それもあるだろう

色々な要素があるから一言で表すのは難しいが

人を惹きつける人物像の1つとして

喜怒哀楽…感情表現が豊かなタイプがある

君の近くにも居るから分かるはずだ

ミスディレクションはそれ単体ではフェイクと大差ない

君の影の薄さがあってこそ初めて大きな力を発揮する

今のスタイルを武器とするならば影の薄さも

意識してある程度コントロールすべきだ

そのコントロールの1つとして感情を極力表に出さないこと

闘志は必要だがそれは秘めろ」

黒「…分かりました」

彼が一言放つと空気が変わった

そして後半は俺が思い描いたように

パスがいろんな所から回されて

俺自身も攻撃に加わりやすくなった

彼の働きにより試合も勝てた

交流戦が終わり登校すると

貴「赤司君!」

朝から彼女に声をかけられた

元気な彼女を見ると自然と頬が緩む

彼女に誘われ空き教室に入った

お礼?ああ彼の事か

さすが幼馴染だ。話を聞くのが早い

俺は大した事はしてない

それに俺自身も彼が機能するのを期待してたからね

?誕生日?Aの?

!!誕生日まで彼女達は一緒なのか

驚いたな…本当に双子の兄妹のようだ

合同誕生会か…家族に愛されているんだね

そうか…今日か…もっと早く知りたかったな

今からでも遅くない

動ける範囲で用意しよう

彼女に詫びを入れ生徒会室へ向かった

この時間誰も居ない

赤『俺だ』

使用人『どうかされましたか征十郎様

ご気分がすぐれませんか?』

赤『いや用意して貰いたい物がある

薄紅色の薔薇を用意して欲しい

それと桜がモチーフのアクセサリーを何点か見繕ってくれ

部活終了後俺自身でどれにするか見定めたい』

使『かしこまりました

薔薇はどれほど用意致しましょうか?』

赤『花束にして欲しい

リボンは…藤色を頼む』

使『かしこまりました』

電話を切り椅子へ座り込んだ

これで手配は完了した

あとは贈り物を渡しに行くだけだ

…合同誕生会か

最愛の母が亡くなってから俺の誕生日を父は

祝いなどしなくなった

仕事一色に塗れ赤司家の資産は膨れ上がった

世間体を気にしてかここ数年前からは

パーティーと称して【見せかけ】を披露させられてる

周りは俺にちやほやするのが丸見えで

主役だけに途中退席も許されない

赤司21→←赤司19



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ゆい(プロフ) - はい! (2021年8月16日 20時) (レス) id: f916b30595 (このIDを非表示/違反報告)
mipon(プロフ) - ゆいさん» いつもコメントありがとうございます!赤司君ストーリーが始まりましたが…まだまだ長くなりそうです。引き続きご愛読よろしくお願いします。 (2021年8月16日 12時) (レス) id: 2e8238bed0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 続編ですね!おめでとうございます!これからも応援してます! (2021年8月16日 0時) (レス) id: f916b30595 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ochapy | 作成日時:2021年8月8日 21時

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