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赤司10 ページ12

赤司side

今のところ『かも』としか言えないが

赤「悪いが全員先に帰っててくれないか?」

紫「ふーん…じゃあお先に」

緑「……」

青「テツ…また明日な」

皆が体育館から出て行き彼と2人きりになった

彼をじーっと見つめた

彼女がとても大事にしている奴

そしてバスケットをしているのにそれを感じさせない

気になる事が多々ある

赤「いくつか質問してもいいかな?」

黒「…?はい」

赤「バスケはいつから?」

黒「始めたのは小5からです」

赤「2年か

部活後の自主練はいつから?」

黒「1人では春から

青峰君とは全中が終わってからです」

赤「随分ボールを触っているんだね

ある人から君が人一倍努力をしてると聞いてる

…なるほど…やはり面白い

初めて見るよ

君ほど…バスケットボールに真剣に打ち込み

その成果が伴っていない人は」

黒「!!すみません…ちょっと今その言葉を

受け止める事が出来る精神状態ではないです」

赤「ああっすまない汗

そうゆう意味ではないんだ

俺は感心してるよ

運動能力は低いが運動神経は悪くない

頭が悪い訳でもなくスポーツIQは寧ろ高いと

言っていい

キャリアと練習量も十分経験者と呼べるものだ

…にも関わらず…君を見ても何も感じない

これは極めて特殊な事だ

普通どんな人間でも何かスポーツをある程度

やり込めば強弱の差はあれ経験者特有の空気が出る

いや出てしまうものなんだ

平たく言えば君は日常生活に限らず

スポーツ選手としても存在感があまりにない

繰り返すがこれはとても特殊な事だ

短所ではなく寧ろ逆…これは君の長所だ

生かす事が出来れば必ず大きな武器になる」

黒「存在感のなさを生かす…?

そんな事…出来るんですか?」

赤「…悪いが俺に言える事はここまでだよ

何故なら今言ったことはバスケの既成技術を

教えるのとは違う

全く新しいスタイルを生み出すという事だ

そのためには自分で試行錯誤しなければいけない

今までにない新しいスタイルを貫くには信念がいる

仮に教える事が出来たとしても半信半疑では

すぐ折れてしまうからね

それに…俺自身も練習や副主将の仕事がある

どちらにせよ手取り足取り教えるような時間はない

とは言え…君に期待してるのは本当だ

だから…ヒントを出そう

1つは新しい事をやる以上固定概念は捨てる事

もう1つは長所はあってもあくまで君自身は弱い

生かすのは自身の為ではなくチームのためだ」

黒「??」

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ゆい(プロフ) - はい! (2021年8月16日 20時) (レス) id: f916b30595 (このIDを非表示/違反報告)
mipon(プロフ) - ゆいさん» いつもコメントありがとうございます!赤司君ストーリーが始まりましたが…まだまだ長くなりそうです。引き続きご愛読よろしくお願いします。 (2021年8月16日 12時) (レス) id: 2e8238bed0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 続編ですね!おめでとうございます!これからも応援してます! (2021年8月16日 0時) (レス) id: f916b30595 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ochapy | 作成日時:2021年8月8日 21時

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