深紅の君に…

EP29 ページ31

〜〜

？『Aが見ていると外さないシュートも外しそうだ笑』

貴『だって見ないと描けないから//』

？『すまない描いてくれと頼んだのは俺だったね

かっこ悪い所は見せれないな』

貴『外す征君なんて滅多に見られないから

描きたい気持ちあるけどな笑』

？『なら余計に外す訳にはいかないな

外さなかったら…キスしていいかい//？』

貴『え…//』

パシュ

？『外さなかったよ

ご褒美くれるかい？』

〜〜

貴「…泣」

いつの間にか涙が頬を伝った

スーッと流れる伝い涙だ

火「ん？A！？オマエいつの間に！？」

貴「え？あ…さっき通りかかって…」

泣いてたのがバレないように急いで涙を拭った

意味がないかもだが

火「…何で泣いてんの？」

貴「目にゴミが入っただけニコ

擦ったら余計に奥まで入って痛かった笑」

取り繕うように笑う

火「…そうかよ

黒子は？一緒じゃねぇの？」

貴「テツ君は先に帰ったと思う

大我…ダンクシュートしてくれない？」

火「は？まぁいいけどよ」

ガシャンっ！

大我のダンクシュートを見ると心地いい

落ち込んでた気持ちがはれていく

火「満足か？」

貴「ありがとう

やっぱり大我のダンクは見てていいね」

火「…スッキリしたか？」

貴「え？うん…」

火「そうか

なら帰るぞ」

貴「私と？」

火「当たり前だろ

日が延びたけど女子1人で帰すには危ねぇだろ

送ってやる」

貴「ありがとう」

大我と2人で帰るなんて滅多にないからか

何を話せばいいんだろ

それもさっき泣いてたのを見られた後だから余計に…

火「…なぁ？黒子とケンカしたのか？」

貴「？してないよ」

火「オマエらいつも一緒に居るのに

珍しく一緒に居ねぇからケンカでもしたのかと思ったわ

まっ四六時中一緒ならたまには離れたくなるよな」

貴「…そう…なのかな」

火「…あのな！」

ガシッ

大我は私の頭を掴んだ

火「悩んでる事あるなら言えっ！

頼りになれるか分かんねぇけど

オレ達仲間だろ？

Aがいつもと違うの…その…気になるんだよ//」

貴「…仲間」

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