第19話 呼び出し ページ20
「前原…放課後3階東トイレ前に来てくれないか?」
「はい、いいですよ。4時くらいでいいですかね?」
「あぁ」
そう言って戻っていく男の先輩。初めて見る顔だなあ…
顔は……上の下って感じ(失礼)
「モテる女は違うアルな」
「しかもあの先輩は結構人気な男子ときた。流石じゃ」
「でも私は銀さん一筋よ」
「が、頑張れさっちゃん」
さっちゃんの熱狂的な銀時愛に声援を送る。あの天パの何処がいいんだろうか。やっぱ距離が近すぎて分からないとか??
もうかんがえるのやめよう。なんだかんだ言ってアイツらもモテるんだ。やっぱ顔がいいからだよね。うん。
そんなに顔がいいのか?と思い後ろの席で寝ている晋助を見る。
寝顔は昔とほぼ変わらなく、つい頭を撫でてしまう。
……わりとイケメンだな。これに加えサラサラな髪にだだ漏れの色気、低い良い声。男っぽい性格で喧嘩が強い。厨二っぽくて痛くて身長低めで人付き合いをあまり好まない。
「女は危険な男に惹かれるってお前の事だったのか」
「何言ってんだお前、さっきからじろじろ見やがって」
ずっと撫でていた手をギリ、と掴まれる。
「おいお前らいちゃついてんじゃねーぞ」
と何処かの男子が茶化してくる。いや助けろよその前に痛いよ手首。
寝起きでめちゃくそ機嫌悪いんだよ。しかもその時に普通茶化すか?あ゛?
「…放課後になったら起こせ」
「あ、あぁ、うん。わかった」
お、怒らなかった?此奴が?高杉晋助が?
「明日は空から玉ねぎが降ってくるんじゃ…?」
「初耳アル!!家の食費が浮くネ!!!!」
「今のは突っ込むべきじゃ神楽」
その後も何時もの5人で話していると、先生が入ってきた。
「ほら昼休み終わるから席付けー」
入ってきた先生の号令で皆が各自の席に着く。と言っても私はそのま間なのだけれど。
「…ヅラと銀時は?ねえ、晋助なんか知らな…………え」
空白の前と隣の席。その答えを求め後ろを向くと晋助もいない。お前寝てたんじゃ…?
「坂田と桂と高杉を知ってるやつは?」
「昼休み保健室行ってました、お腹壊したらしくて」
咄嗟に誤魔化しの嘘をつく。何やっているんだあいつら。
モヤモヤする気持ちを心に残して5限目に集中した。
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ちゃむ - 面白いです!!やっぱちょっと下ネタ入ってる夢小説が一番面白いですよね!特にヅラのにゃんにゃんが地味につぼってますw今度友達に言おうかな…?あ。あと5話の席の配置の説明ヅラの位置が誤字ってます!時間あるときに訂正お願いします♪ (3月25日 22時) (レス) @page6 id: b02cacdca3 (このIDを非表示/違反報告)
白愛(プロフ) - ゆききさん» ありがとうございます!!更新ペース上げられるように頑張ります…(小声) (2019年4月19日 19時) (レス) id: ae50fd5e0d (このIDを非表示/違反報告)
白愛(プロフ) - 茉莉さん» ひええええ!ありがとうございます!高杉フルボッコ大好きなんですよ() (2019年4月19日 19時) (レス) id: ae50fd5e0d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきき - めちゃくちゃ面白いです!更新楽しみにしてます!! (2019年4月12日 21時) (レス) id: 2dedf68d57 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - めちゃくちゃ話のテンポいいし面白くて好きです!高杉娘役は…もう(笑)更新楽しみにしてます。頑張って下さい! (2019年3月25日 14時) (レス) id: 51e720f33e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結鶴 | 作成日時:2019年1月27日 16時