幼馴染が人妻好きだから私の愚行を許してくれ【桂小太郎】

第15話 救助 ページ16

「A！！！ビキニ着るネ！！！！」



「いや！！！！」



「じゃあビキニの上からヅラのパーカー着ればいいアル」




「なんで俺限定なんだ…高杉だろうそこは」




その言葉に銀時、晋助、神楽、陸奥、さっちゃん、お妙ちゃんは黙ってしまった。



「え、俺何か不味い事言ったか！？言っちゃった！？」





焦るヅラに対し、晋助が「どんまい」とでも言うように肩に手を置いてきた。死ね。




「でも私パーカー着たらヅラの肉体がみんなに晒される……」





「お前嫉妬深い上に独占欲くそ強いな」


ポツリと誰にも聞こえないようにめっちゃ、めちゃくそ小さい声で呟いたのに晋助には聞こえたようだ。




「……だったら私ビキニ着る」




「おい、でもA」



「いーの小太郎。自分でパーカー買えばいいんだし」





「それは認めないわ」



「お、お妙ちゃん？」




お妙ちゃんに羽交い締めをされ身動きが出来なくなる。




「いいかA。悪気はないんじゃ、許せ」




反論する暇もなく陸奥に口を塞がれる。


足でしか反抗できなくなったので足を動かそうとするもガシ、と掴まれる。犯人はさっちゃんだった。





「いくアルよ！！！！」



「んんんんんんんんん！！！！んんんん！！んんんんんんん」



「何するつもりなの」


「はなして」


「恥ずかしいから」




上からヅラ、晋助、銀時の順で通訳をされる。いやなんで分かるのお前ら。





「んっ」




むにゅ、と神楽ちゃんに胸を揉まれる。



「隊長！！A氏は推定Bカップだと思われます！！」




「リーダー凄いな、ビンゴだ。Aは高校になってからBカップになった」




その言葉にまたもや当たりが静かになった。




「今日の下着は水色だろ」



「ちなみに生理は五日後」




ヅラに続いて晋助と銀時が言う。怖ーよお前ら。




「Aは毎日交代でこの3人と【ピーーー】してるアルカ。それともさんぴ」




「ちげえよ神楽、だから俺がこんな貧相な体に興味を示すとでも？」




「少なくとも今のAの状況に興奮してるはずネ」





次回、A死す(色々な意味で)

第16話 思春期は辛いよ→←第14話 夏

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す