私の使命は。3

伍拾漆 ページ8

〜澤村side〜









烏野・青城・音駒の3高の3年生全員で一緒に風呂に入る。









黒尾「うん、なんでみんないんの？」









この変なメンツに耐えられなくなったのであろう黒尾が声を出す。









及川「いいじゃーん！楽しくて！！」



花巻「じゃあ恋バナしよーぜ！」









花巻の提案にみんな、「賛成〜」と手をあげる。









菅原「好きな人いる人〜？」



岩泉「特にいねえかなあ」









黒尾「烏野はAちゃんじゃねえの？」





松川「あ〜気になってた！」







黒尾の一言で視線が俺たちに集まる。







東峰「いや、もちろん好きだけど恋愛的な好きではないというか〜」


菅原「そうそう人として好きみたいなね。その前に狙えない理由もあるしねぇ？」







ニヤニヤしながらスガが俺を見る。





澤村「ん？」

菅原「大地はさAのこと好きだろ？」









澤村「え？」




夜久「そうだったのか？」









俺がAをすき？？






東峰「自分で気づいてなかったのか？かなり顔とか態度とかに出てたと思うけど……」








いやいやいや。それは無いだろう。だって俺好きな人いるし。







「「「えー！！！」」」









急にみんなが大声を出した。









澤村「どーしたんだよ。」





及川「いや、好きな人いるって澤村くんが言うから！！」






え？言ったか？






黒尾「声に出てたぞ？」





澤村「え……！」







最悪だ。1番バレたくない奴らにバレてしまった。








菅原「なんだよ大地〜教えてくれてもいいべ〜？」



花巻「俺らの仲じゃん！！」








花巻とそんなに仲良いつもりは無いぞ？




ここで変に逃げようとしてもきっと無理だろう。









澤村「俺の好きな人は…」






澤村「鬼殺隊の月柱さんだよ。」









「「「「えー！！！！」」」」





さっきよりも大きな声でみんながハモった。







澤村「やっぱり変だよな。でも、一目惚れっていうか。」








松川「いや、わかるぞ。俺らもこっちで助けてもらったことあるし」






こっちで？？





東峰「俺らが月柱さんに助けてもらったの宮城だよ？」





黒尾「俺も昨日助けて貰ったぞ？」








昨日？






岩泉「今東京にいるってことか？」





海「そうなるねー」





夜久「じゃあ、また会えるかもしれないな！」








よかったな、と夜久に肩を叩かれる。

伍拾捌→←伍拾陸

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す