捌拾壱 ページ33
〜Aside〜
気づけば2人きり。
澤村「俺、最初に月柱さんにあった時からずっと忘れられなかったんだ。これが恋なのかなってずっと思ってた。」
大地さんがポツリポツリと話し始める。
澤村「Aが入部してきて、この合宿で黒尾たちにAが好きだって気付かされて、月柱さんへの気持ちはただの興味だって言われた。」
「でも、Aは月柱さんだった。」
……。
澤村「ちょっとややこしくなったな。すまん。」
私は相槌も打てず、真っ直ぐに大地さんを見るので精一杯。
澤村「つまりだな、俺は初めて助けて貰ったあの日からAのことが好きなんだ。」
澤村「2年も好きだった人のことそう簡単に諦められると思うか？」
大地さんがいたずらっぽく笑う。
それじゃあ…
澤村「A、俺はAのことがこれから何があってもずっと大好きだ。付き合ってくれないか？」
『はい…！』
私の頬を伝う涙は止まることなく流れ続ける。
大地さんの匂いに包まれる。
澤村「好きな子泣かせちゃった。」
『これは嬉し涙です』
そう言ってギューッと強く抱きしめ返す。
澤村「Aのこと守れる男になりたいけど、Aの方が強いもんなぁ」
『じゃあ、支えてください。挫けそうになっちゃう私を支えてください。』
こんな弱気なことを人に言うのは初めてだ。
きっと大地さんだから言えるんだ。
大地さんは「もちろん」と答えてくれる。
大地さんを好きになってよかった。
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かしわもち(プロフ) - しゅーくりーむ＜^・^＞さん» ありがとうございます〜！！！ (2020年8月25日 16時) (
レス) id: 73ab28bc6c (このIDを非表示/違反報告)
しゅーくりーむ＜^・^＞(プロフ) - 面白かったです (2020年8月20日 12時) (レス) id: 22d7bacd23 (このIDを非表示/違反報告)
かしわもち(プロフ) - 抹茶タピオカ2号さん» 毎回コメントくださって本当に嬉しかったです！！ありがとうございました！！ (2020年7月8日 21時) (レス) id: 73ab28bc6c (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - 完結おめでとうございます！(* ´ ▽ ` *)ﾉとても面白かったです( ≧∀≦)ノ神作品でした！！ (2020年7月7日 20時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
かしわもち(プロフ) - きむさん» ほんとですか！？ありがとうございます〜！！ (2020年7月7日 20時) (レス) id: 73ab28bc6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かしわもち | 作成日時：2020年6月13日 0時
