私の使命は。3 (ページ4)

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伍拾参ページ4

～松川side～

そんな話をしたあと、姫原を見ていると

俺らのドリンクを全てAに作らせていることがわかった。

及川「これは……。俺、Aちゃんに冷たくするのやめる。」

及川が何かを決心したような目で言う。

岩泉「そうだな。謝りに行こうな。」

花巻「その前にちゃんと誤解といてありすちゃんをどうにかしないとね。」

そうだ。何も悪いことをしていないAにここまでの仕打ちをしたのだから。

及川「退部じゃない？」

松川「それが妥当だな。他校のマネに迷惑かけたんだしな。」

～Aside～

今日の練習も終わり、ダウンをしたり談笑したりしている。

ふと、周りを見回すと及川さんが手を抑えているのが見えた。

突き指だろうか。テーピングとハサミを持って駆け寄り、声をかける。

『及川さん。』

私が話しかけると、及川さんは一瞬驚き「なに？」と返してくれた。

無視されると思っていたため返事が返ってきたことに安堵する。

『右手、突き指してますよね？』

及川「えっ？」

『テーピング巻くので手、出してください』

そういうと及川さんは恐る恐る右手を出した。

及川「なんで分かったの？」

『痛そうにしてましたもん。それくらい分かりますよ』ﾆｺｯ

及川「俺、Aちゃんに冷たく当たってたのに優しくしてくれるんだね。」

あの事件から及川さんは目を合わせず、挨拶もしてくれなくなった。

グイグイ来るタイプで鬱陶しさは少しあったが、それが完全になくなると、寂しく感じた。

でも、、、、

『冷たくされていたことが、怪我を見過ごす理由にはなりませんよ。』

及川「……そっか。ありがと…」

姫原「及川さぁん！何してるんですかぁ？ぁりすのこといじめてたAちゃんと一緒にいたらぁ、及川さんも危険ですぅ！！」

及川「テーピング巻いてもらってただけだよ。」

姫原「ぁりすがやりますぅ！！！」

ありすちゃんにドンっと押されてよろける。

『きゃっ』

岩泉「大丈夫か？」

よろけた私を岩泉さんが支えてくれる。

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微妙ですが字数なので次行きます！！