『最近、笠松先輩に彼女ができたと聞いたんです…どこぞの女じゃぁぁぁぁ！！！』笠「お前だよ！！！」『……ハッ！私か！』【笠松 幸男】

▽「会いたかった人」 ページ28

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深呼吸をし、やっと落ち着いた。






『でも、なんでいるんですか！？』


笠「ちょっと、様子を見にな…」


黄「とかいって、A先輩に会いたかっただけなんじゃないんスか？」


笠「………///」


『え…ほんとですか？』


笠「…おう///」


『黄瀬くんナイス！笠松先輩の照れ顔なんてレアだよ！写真写真…』


笠「撮るんじゃねぇ！」


『えー…』






森「あの、俺らもいるんだが…」


小「完全に空気だな」


『あっ、すいません！お久しぶりです！』


小「おう！それより、なんで早川達はずっと腕立てしてるんだ？」


『私をチンパンジー呼ばわりした罰です』


小「それはひどいな！せめて、サルだろう！」


『すいません、全然フォローになってないです』


森「俺の可愛いお姫様になんてこと言うんだ！」


『森山先輩のものではないです』


笠「まぁ、皆元気そうでなによりだ」


『皆、頑張ってますよ！昨日も練習4倍こなしてましたし！』


小「相変わらず、Aちゃんの練習はハードだな」


『ここ最近、監督が風邪で来ないことが多くて…私が練習見てるんです！』


森「まぁ、体力アップにはいいかもな！頑張れよ！」


全「はい！」


笠「お前も、頑張れよ」


『はい！』


笠「受験終わるまで、待っててくれ。そしたらちょくちょく会えると思うから」


『はい！待ちます！いつまでも！』


笠「あと、三週間くらいだな」


『うっ…頑張ります』


笠「おう」





そう言って、笠松先輩は私の頭を撫でてくれる。


これはもう頑張るしかないな。




三週間ぐらい、へっちゃらよ！





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