エビはもう居たようで【男主】《ツイステ》

21匹目 ページ27

ジェイドに言われた通り、イデア先輩に休むことを伝えて、中庭へやってきた。

それにしても休むなんて珍しいって言われて事情説明したら、

【｢是非是非言ってきて欲しい。もうこれ以上あの893空間に挟まれるとか拙者には鬼畜ゲーすぎるので…！！｣】

だってさ。
なんだよ！893なのはアズールだけだって！←
一緒にしちゃってさ〜 ←イ｢鏡みてきたr((｣


ジェ｢Aさん。お待たせしました。お茶とお菓子をご用意していまして…どうぞこちらへ。｣


『…ども』


周りを見渡すとちょうど、校舎からジェイドが、紅茶とマフィンやクッキーなどを持って出てきた。


そして、中庭にある、白いテーブルに持ってきた食べ物を置き、備え付けられた1組の椅子にそれぞれこしかけた。


ジェ｢このお菓子ですが、僕が作らせて頂きました。良かったらどうぞ。｣

『えっ、いいんですk……あー…

……いや、何かありますよね？』



ジェ｢随分と疑われてしまっているようですね。今回誘ったのは私からですので"こちら"の対価などは求めません。好きなだけ召し上がってください。｣


『…こちらねぇ。なんか俺に言いたいことでもあるのか…いや、ありまくりか。』

ジェ｢フフフ…やはりあなたは腐っても元オクタヴィネルの寮生ですね。｣

ジェ｢はい。今回、誘いましたのは理由がありまして。
単刀直入に申します。



(『…おそらくあの時のことだろうな。こいつに言われるのは仕方がない……』)




……この前のゲームを譲っていただけませんか？｣


『ん？』


ジェ｢はい。｣


『え？？game？？？？』



ジェ｢そうです。｣




『んーー？？？何ゆえ？？？』( ´∵｀)?¿




ジェ｢この間なさっていたあのゲーム…"キノコモンスターズ"。略してキノモン。あまりに人を選ぶビジュアルと、ストーリー性から販売停止後幻のクソゲーと称されるあのゲーム。

僕も1人のキノコマスター…いえ、キノマスとしては、手に入れておきたかったところなのですが、予算オーバー甚だしい値段で入手が不可能だったんです。

あの日、見つけた時はもうそれは歓喜ですよね！！！｣


『あーそういえば、イデア先輩に勧められて、やってたなぁ…』



ジェ｢宜しければぜひ……と言うのは表向きですが、これはAさん。あなたのためでもあるんです。｣



『…どういうことだ。』




ジェ｢…あの時の事件の件。キノモンをくだされば水に流しましょう。｣

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