第六十四話 ページ19
伯「_________……はい、これ。プレゼント。」
そう言うとソファーいっぱいに色々な物を置いていく。…私、誕生日とかではないんですがねぇ…
父「兄さん、何でこんなに…」
伯「今のうち渡さないと次いつ会えるか分からないからね。あ、これ新しい化粧品。」
同じソファーに座った父が嫌な顔をする。
しかし伯父はそんな事も気にもせず、買ってきたケーキをフォークに刺し、こちらに差し出してきた。
「あの、その前に顔を洗ってきてもいいですか？やっぱり何だかまだ眠くて…」
伯「えー…折角美味しいケーキなのに。」
「戻ったら頂きますよ。」
母さんからタオルを渡され洗面所へと向かう。ボーッとした頭でお湯を出すため捻る。
不意に目の前の鏡を見る。
そこには、私の姿_________
「_________……！」
『起きて下さい、これは夢です。』
鏡に映ったのは私。だが服装が違う。黒の…随分古風な服装。そして鏡に手をかざし、何かを言っていた。
「(_________……そうです、これは…)」
夢の中で鬼からの攻撃。
それに気づいた瞬間、体が火に包まれる。驚いて自分の体を見るが痛くも熱くもない。
そして服装は隊服に、日輪刀も持っている。
「(覚醒しようとしている…起きなければ…)」
伯「…Aちゃん？」
「！」
その声に扉を見る。伯父さんがこちらを驚いた顔で見ていた。
伯「…その服は？いつ着替えたの？」
「……ごめんなさい、私…」
伯父さんは驚いた表情から一変、悲しそうな顔をする。そしてぽつりと小さく呟いた。
「…行っちゃうの？」と。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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こはね - 今日から俺はのも見てみたい、です！ (2021年10月11日 9時) (
レス) @page30 id: b4a9ddf842 (このIDを非表示/違反報告)
つるぎ - 更新ありがとうございます！何度読んでも面白い作品ですね!! (2019年11月17日 10時) (レス) id: 07b8e63db3 (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - つるぎさん» コメントありがとうございます！そういって貰えると嬉しいです！更新頑張ります！ (2019年10月20日 20時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 鬼舞辻無惨さん» コメントありがとうございます！ってまさか無惨様…！？あ、ありがとうございます…！ (2019年10月20日 20時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
つるぎ - 最初から読ませてもらいました。とても面白かったです!!ナンバカのほうも宜しくお願いします！!楽しみにしてますね! (2019年10月20日 20時) (レス) id: 07b8e63db3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グロリアス
| 作成日時：2019年9月4日 20時
