喰種の彼女は異能の地へ迷い込んだようです。

珈琲十一杯目。 ページ14

夢主side


改めてポートマフィアと探偵社に珈琲を淹れると犯人探しが始まった



さて、面白そうだから聞いてみるか



敦｢どの事件も心臓が無くなってるけどそれは犯人にとって何か因縁があるんでしょうか？｣


残念、ハズレ♡
ただ単に心臓が1番好きってだけよ


中｢腹を掻っ捌いているから犯人は複数及び男だと仮定しても間違いねぇだろうな。｣


ふふ全然違うわ♡
喰種なら女1人で出来る


江｢…いや多分犯人は女じゃないかな。｣


あら、当たってるわ残念
勘は鋭いのね、探偵さん


森｢何故そう思うんだい？｣

江｢犯人の最初犯行は男を狙っている、さらにその後の犯行でも男ばかり狙っているからね。仮に男だとしても私怨かなんかで殺していると考えられるけど、被害者には何の繋がりもない。｣


だって男の心臓の方がおいしいだもん
筋肉質で食べ応えがあるわ



国｢なるほど、でも凶器は何か未だに特定出来ていないんだろう？それも早く突き止めないといけないな。｣


凶器は“赫子”だから特定は無理♡
喰種にしかないからね、この世界の人間には分からないわ


太｢でもどの凶器にも当てはまらない凶器…異能力と考えるべきか…。｣


ハズレ、喰種には異能力はありません♡
喰種の身体能力は人間なんて比べ物にならない


敦「一体被害者の繋がりはなんなんでしょう？」


繋がりなんてないわ、美味しいからよ♡


ｶﾗﾝｶﾗﾝ


面白そうだったのに客が来たか


貴『いらっしゃいませ…』

？｢すみません、武装探偵社なるものはこちらで合ってますか？｣

江｢武装探偵社なら僕たちだけど…何依頼？悪いけど今は連続通り魔殺害事件で忙しいから。｣

？｢では、その犯人の情報を持っていたとすれば貴方方はどうしますか？｣

全｢｢｢｢｢！？｣｣｣｣｣




ﾁｯ、何でお前が居るんだよ




鍵守！！



私だけの世界が壊れるじゃないか！！



森｢初めまして、私はポートマフィアの首領をやっている者だよ。ぜひ君の意見を聞かせて欲しいな。｣

中｢首領！｣

？｢いいでしょう、おっとまだ名乗っていませんでしたね。私は鍵守、この事件を個人的に追っている者です。｣

敦｢個人的にって…何か確証があるんですか？｣

鍵｢それは勿論、その前に…珈琲を頼んでもよろしいですか？｣

貴『…はい！分かりました。』

鍵「…。」


ﾁｯ
淹れたくもないがこいつに珈琲を淹れた





そして事件の概要がこの男によって暴かれていく



少しずつと。

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