白布家の白布サン “3” 【HQ】

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澤村 「良いか、お前ら。

まずお前らがこれから絶対に守ることは


授業中に寝ないこと！



根性だけでいきなり徹夜！



日中の授業も部活もグズグズ！なんてことはもっての他だ！」






澤村さんの大きな声が外まで聞こえてくる……





さ、さすがです。




日向くんと飛雄くんは大丈夫だろうか？




日向くんはさておき、飛雄くんも勉強出来ないとは意外だったな。


1年は月島くんいるし、多分平気。




あの子が引き受けてくれれば の話しだけど。




問題は2年だよね。



『力、どうする？』



縁下 「あいつらの面倒見てやんないと、流石にやばいとは思うけど…」



『だよねぇ。2人で頑張ろ』



縁下 「おう。Aがいるなら心強いな。」




『ふふ、そうかな？笑』




縁下 「首席が何言ってんだかね〜。まあ、頑張るしかないな」



『だね…』







そして次の日から、部活前後に田中と夕に勉強を教えることになった。




夕は菅原さんに聞いたりもして、どうにかなってそう。



田中もぼちぼち。



まだ私たちの出る幕ではなさそう



ということで、日向くんと飛雄くんの面倒を何故か一緒に見ることに。



月島 「はい、つぎー」




問６ 次の()に当てはまる語句を入れ、ことわざを完成させなさい。





無慈悲なものにも時に慈悲の心から涙を流すことがある ということわざ




鬼の目にも ()



日向 「金棒…？」



山口 「痛い！目がぁ…！」



影山 「お前、鬼に酷いんじゃないのか？」




『(問題文ちゃんと見なかったんでしょ。日向くん本当に単細胞。どうしちゃったの。大丈夫？)』




月島 「…………(目で語るにも程があるでしょこの人。

こんな一面もあるのか…)」



あっ、やらかした。



またやっちゃったぁぁ！



賢二郎のくせだ……賢二郎の目で語るあのくせが！


ついに私にまで、、はぁ、もうそんなところは似なくてよかったのに。



賢二郎のこと好きだから別に良いけど。






菅原 「な、なぁ大地。Aが凄い目で語ってるんだけど。あんなだったか？」




澤村 「勉強になると人が変わるんだろ…多分。



にしても、1年の面倒まで見てくれるとはな。優しい子だよ。」




東峰 「教えるのも上手らしいぞ。さっき田中が言ってた」



菅原 「へ〜！すげえなぁ。」

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