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無「ほら、早く行くよ。僕も任務あるんだから」


『……………ここまでで良いよ』


無「…………………いい、最後まで送ってく」


『大丈夫だよ。そんなに心配しなくても」








私は無一郎くんと繋いでいた手を離す。






『じゃあ、またね。無一郎くん』


無「待って……」






ぱしっ





無一郎くんに手首を掴まれた。





『ど、どうした?』


無「また、君に会いたい………」







ドキッ……




無一郎くん、その上目使いは反則だよ……






『か、からかわないでよっ!!』


無「からかってると思う?」


『…………私もまた会いたい、無一郎くんと』


無「あそ……」








じゃあね、と言って

私は無一郎くんとは違う方向に体を向けた。









お姉ちゃん、この気持ちって

一体一体、なんなんだろう。





____________________________




こんにちは。


今はちょうど参時。



甘味処に1人で来ている、甘露寺Aです。





そして、今日は何故か


この甘味処、恋人が多いですっ!!!



何で!?もっと他の場所あるでしょ!?


1人でいるのが寂しくて、寂しくて

しょうがないんだけど……!?






はぁ、とため息をついて

頼んだおしるこを食べる。





ん、美味しい。



やっぱり、おしるこはいつでも裏切らない。

私の1番の味方。







『はぁ。せめて、お姉ちゃんと来たかった』




それか、無一郎くんとか………







って、は!?




何何何何何何何!?



「それか、無一郎くんとか………」!?!?


何言ってんの、私!!!!!!





別に、1人でも大丈夫!!!


独り最&高!!!!





・・・・・・・・・・




ごめん、自分で言って

自分で悲しくなってきたから取り消します。








「ねぇ、お嬢ちゃん。」




1人の男が私に話しかけてきた。





『えっと、私ですよね?』


男「勿論だよ〜!そこの可愛いお嬢ちゃん、

君に話しかけてるんだ」


『な、何でしょうか?』


男「俺と一緒に遊びにいかない?絶対、

楽しいからさ。保証するよ」







あれ、これって

お誘い受けてるの!?



しかも「可愛いお嬢ちゃん」って

私の事、言ってたよね…………?


嘘、嬉しい。





いや、嬉しいけどね?


この人、タイプじゃないし

遊びに行こって言われて、変な事してくる

かもしれない。危険すぎる。








『あの、ごめんなさい。今はちょっと……』

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設定タグ:鬼滅の刃 , 甘露寺蜜璃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:恋愛
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真緒 - とても面白くて続きが楽しみです!頑張って下さい!! (2022年5月2日 23時) (レス) @page6 id: d533a9e97d (このIDを非表示/違反報告)
智焚氣 - 更新楽しみにしてます! (2021年10月24日 13時) (レス) @page29 id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
僕バナなぁ(プロフ) - 更新待ってます! (2020年6月28日 15時) (レス) id: e9a1e390fd (このIDを非表示/違反報告)
KANON(プロフ) - こゆきさん» ありがとうございます!! (2020年1月30日 18時) (レス) id: ed2b24d1e9 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき - とても面白いです!続き待ってます! 頑張ってください!( ≧∀≦)ノ (2020年1月30日 15時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:KANON | 作成日時:2019年12月3日 18時

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