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無「え、ちょ……A？」
ごめんね、無一郎くん。
でも、もう少しだけ
このままでいさせてほしい。
『…………ごめんね、何でもないよ！』
無「………本当に？」
『う、うん。』
無「………好きだよ、A」
え、と突然の告白に硬直する。
無一郎くんの方を見ると、
凄く悲しそうな顔をしていた。
無「僕この前、Aに告白した時さ、絶対
好きって思わせてみせるって言ったけど、
今すぐAが欲しくてたまらない…。」
無一郎くんは、凄く愛しい物を見つめるように
私の目を真っ直ぐ見つめた。
『……………ごめん、無一郎くん』
無「………だよね、ごめん」
私達、このままで良いのかな。
こんな、中途半端な気持ちで
無一郎くんの隣にいて、良いのかな。
このままじゃ、
もっと無一郎くんを傷つけてしまう。
その時、私は決心して無一郎くんに言った。
『私達、少し距離をおこう……』
凄く、辛かった。
辛くて、涙が出そうだった。
私も、貴方と離れたかった訳じゃない。
けど、これも私達の為なの。
私が、無一郎くんにはっきりとした気持ちを
見つけられるまで。
私が、堂々と貴方の隣に居られるように
なるまで。
私、距離をおいた方が良いと思うの。
無「………何それ」
『自分の気持ちが、はっきりと分からない今
無一郎くんの隣にいたら、駄目な気がするの』
そんな事ない、と私の手を力強く握る無一郎くん。
あぁ、私また
貴方を傷つけている。
無「なんで……？どうして、距離なんておく
必要があるの？なんで、なんで……？」
初めて見た。
無一郎くんの泣きそうな顔。
胸がどんどんどんどん痛んでくる。
『これは、無一郎くんのせいじゃない。全部
私のせい。私のせいで、無一郎くんの事
傷つけてる。だから……』
無「Aのせいでもない！！！！！
なんで？離れるなんて、嫌だ！！」
あぁ、泣きそう。
無一郎くん、本当にごめんね。
・
・
私達の未来の為に、
今は離れなきゃいけないんだ。
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真緒 - とても面白くて続きが楽しみです！頑張って下さい！！ (2022年5月2日 23時) (
レス) @page6 id: d533a9e97d (このIDを非表示/違反報告)
智焚氣 - 更新楽しみにしてます！ (2021年10月24日 13時) (レス) @page29 id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
僕バナなぁ(プロフ) - 更新待ってます！ (2020年6月28日 15時) (レス) id: e9a1e390fd (このIDを非表示/違反報告)
KANON(プロフ) - こゆきさん» ありがとうございます！！ (2020年1月30日 18時) (レス) id: ed2b24d1e9 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき - とても面白いです！続き待ってます！ 頑張ってください！( ≧∀≦)ノ (2020年1月30日 15時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KANON | 作成日時：2019年12月3日 18時
