治くんの彼女。【HQ】 (ページ3)

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治がAを抱きしめて数分した頃。

「...治くん、充電できた？」

治に抱きしめられたAが見上げた。

治「...まだ。」

Aがクスッと笑いながら治の背中をさする。

「...なんかあったん？」

その言葉に治がピクっと反応する。

治「...なんもない。」

「えー、絶対嘘やん笑」

治「嘘ちゃうし」

︰

︰

充電タイムを終えた治が家に帰る。

「治おかえり。侑と一緒に帰ってくる思たわ～」

治「...もう小学生ちゃうねんで」

治のご飯をよそう母が「せやな」と笑った。

するとちょうど風呂から上がった侑がリビングに入ってきた。

侑「今帰ってきたん？！何してたん？」

治「うるさいねん。はよ寝ろや」

侑「なんやねんさっきから喧嘩腰やなあ！うざいからお前のプリン食うてから寝たるわ！」

苛立つ侑が冷蔵庫にズカズカと向かうと、すかさず治がブロックに入った。

治「おいプリンも手え出すなや！」

侑「『も』ってなんやねん！プリンにしか手出してへんわボケ！」

2人がやいやい喧嘩する姿を見た母が「やっぱりまだまだ小学生やなあ」と呆れた。