第60話 ページ17
西谷side
練習が再開しても俺は集中できなかった。
レシーブミスが続く。
田「ノヤっさん、大丈夫か?」
西「悪ぃ、龍…」
縁「西谷がミス続くなんてな。」
田「…明日、勉強会だぜ。」
西「わーってるよ。」
そうだ、明日も勉強を見てもらうことを夜月さんに了承してもらった。
さっきの谷地さんの話しを聞いて、平常心でいられるか心配だ。
西「だーもー!なんでこんな…っ」
縁「まぁあの話し聞いたら誰だって気になるだろ?」
西「そうだけどよ…こんなんじゃ練習の意味ねぇっつーの!明日からテスト終わるまで部活ねぇのによ…」
鳥「西谷!ちゃんと集中しろよ!」
西「っ、ハイ!すいません!!」
バレーにすら集中できねぇなんて情けねぇ!
とりあえず今は夜月さんのことは忘れろ!集中しろ、俺!
西「サッ来オオオォォイ!!!」
日「あ、あの縁下先輩、ノヤッさん、夜月さんと何かあったんスか?」
縁「ん?いや、そういうんじゃないよ。さっきの話し聞いて動揺…かな?」
日「珍しいっスよね…いや、俺も気になりますけど。」
縁「明日勉強会もやるし、余計に色々考えてるんじゃないかな?」
日「え、明日っスか!?」
縁「あぁ、田中の家でみんなでな。」
日「そうなんですか……あっ!!」
ドゴォォ!!!
日「ひ、ひぃいぃ…!当たったら勉強した事全部飛ぶとこだった…」
西「悪ぃ!!翔陽大丈夫か!?」
日「だ、大丈夫…で、す…。」
あぶねぇ…翔陽に怪我させるところだった。
全然集中できてない俺はしばらく頭を冷やすことにした。
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作者名:極東華梛魏 | 作成日時:2021年8月2日 20時