新章 第11話 『看病』 ページ26
『総悟。起きれる?
ご飯食べなよ』
と寝ているあいつに声をかける
するとゆっくり瞳を開ける総悟、
「なんでお前が...」
と眉をひそめたが
そんな事はお構い無しに口の中に粥をぶち込んだ
「あ゛っつ!!!!!!!!」
『プクククク!!まだ残ってるよ?
ほら食べなよ!!』
とスプーンを差し出すが
暑さで悶えていた総悟が物凄い怖い顔で
あたしを睨んだ
「テメェこのアマ...!
俺がこの状態だからっていい気になりやがって
マジでヤっちまうぞこのゴリラ」
とあたしの方にフラフラ近寄ってくるが
結局布団にバタンキューした
「っち...体が思うように動かねぇや」
『...まあでもいつも通りの総悟で良かったよ
そんな弱々しい総悟見るの初めてだったから
心配しちゃったよ』
と笑う
するといきなり総悟があたしの手を掴み布団の中に
引きずり込んだ
『えっとー...何これ?』
「いいから少しの間黙ってろ」
と抱きしめられながら眠りについた総悟
暑いなあ。と思いながらあたしも一緒に瞳を閉じた
ー
ーー
『ん、ん?』
眠っていたようで辺りは暗い
夜まで眠っていたようだ
目の前にいる総悟に視線をうつすとこいつはまだ
スヤスヤと眠っている。
『冷えピタ変えてあげないと』
と新しい冷えピタを彼のおでこに貼ってあげた
『そろそろご飯の時間かー...
食堂行って総悟のお粥取ってくるか』
とそっと布団から抜け出し
静かな声で総悟に ご飯とってくるよ と伝える
すると起きていたようで目をつぶったまま
微かに顔を縦に振った
ー
ーー
少し肌寒い廊下を1人歩く
今日は月明かりが眩しくて
街灯がなくても十分明るいいい夜だ
『こんな明るいと神威の事
思い出すなー…』
と独り言を喋っていたその時、
塀の上になにかが降り立った
『へ、』
内心おばけじゃないよな
と焦りまくるも透けてないし、ちゃんとした実態で
ほっと胸をなでおろす
するといきなりそいつは話しかけてきた
「よォお嬢さん」
『いや誰だよ』
とあたしが警戒心むき出しに腰に手をやる
無論、いつでも刀が抜けるようにだ
「ホォ?刀が使えんのかい
こりゃあ聞いてた話と違ェな
まあいい、俺達と一緒に来てもらおう」
と男が言った瞬間
塀の上に数十人もの黒ずくめのマントの男達が
現れた
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xoxo(プロフ) - 迷い猫さん» ありがとうございます^^* 笑 準備しているんでもう少しお待ちください!! (2021年10月13日 12時) (レス) @page36 id: d5fabe029a (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - うおおおぉぉぉ(((殴お、おおおお返事ありがとうございます!←これから頑張って下さいネ!! (2021年10月10日 20時) (レス) @page4 id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
xoxo(プロフ) - 迷い猫さん» 教えていただきありがとうございます!変えさせてもらいますね (2021年10月10日 12時) (レス) id: cc6db5cebf (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - 特別編で名前が○○のままなんです……もし変えれたら変えてください……上からですみません!頑張って下さいネ!! (2021年10月9日 21時) (レス) @page36 id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
れの(プロフ) - 名前が〇〇名前ままなんですが名前変換できませんどうしたらいいんでしょうか? (2019年8月18日 10時) (レス) id: a133be1277 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:xoxo | 作成日時:2018年8月30日 17時