何でも屋と奇術師 Ⅱ (ページ6)

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26話ページ6

貴『(結局、ヒソカの言いなりでお風呂入っちゃった

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でも気持ち良かったなぁ)』

お風呂から上がるとふとバスローブが出ていることに気づく

貴『(あ、ヒソカ、用意してくれたんだ

イルミといい、ヒソカといい、なんだかんだ優しいんだよなぁ...

あ、鍵取り返さなくちゃなぁ

ヒソカ相手は骨が折れそう...)』

湯ぶねに浸かり完全にオフモードになった頭を再びフル回転させるのは難しそうだった

貴『(鍵、取り返せないかも...)』

ガチャ

バスルームからヒソカのいるベッドルームへと向かう

ヒソカ「ん♥バスローブもよく似合うね♦」

貴『バスローブに似合うもなにもないでしょ』

笑顔で手招きするヒソカにつられて笑う

ベッドで横たわっているヒソカの横に腰を下ろし、ヒソカへ話しかけとうとしたとき

ヒソカ「捕まえた♥」

貴『！！』

ヒソカに後ろから抱き締められていた

貴『どこにも行かないよ』

ふふ、と緊張を隠すように笑うと

ヒソカ「A、ボクと試合、組んでくれるかい？♦」

貴『そんなこと？

奇遇だね、私もヒソカとやりたいと思ってたんだ』

ニッと笑ってヒソカを見た

ヒソカ「そう、良かった♥」

･

･

一向に離す気配のない腰に回った手とヒソカを見比べ口を開く

貴『ねえ、手はなし「そろそろ、寝よう♥」

なに言って...』

有無を言わさずベッドへと引きずり込まれる

貴『ちょっと！ヒソカ！』

抵抗もむなしくすっぽりとヒソカの腕の中に収まってしまったことを理解しため息をつく

貴『もー...』

ヒソカ「ｸｸｸ♦ おやすみ♥」

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いつの間にか部屋は暗くなっており、ベットの心地よい温度とヒソカの心音に意識を手放した━━━━━━━━