47度 ページ5
カラン…カラン……、
「?」
吹き飛ばされた男の鞄から何かが転がる。それに視線を落とすと、足元には三ツ目のドクロの笛が転がっていた。
「ん?なんだ?」
「みっ…見たな!!」
《大変お待たせいたしました。先程の緊急停止は誤差導との報告が入りましたので運転を再開いたします。》
「やべ! 逃げよ!!」
放送を聞くや否やナツはAを横抱きにする。Aは驚き、小さな悲鳴をあげてナツの首に腕を回した。全くやることがいつも急なのだ。
今にも逃げそうなナツ達に焦ったように男が「逃がすか! 」と声を上げた。
「この鉄の森(アイゼンバルド)に手ェ出したんだ!!ただですむと思うなよハエ!」
「こっちもお前の顔覚えたぞ!Aに汚ェ手で触ったうえに近づきやがって!!次は地上で勝負……おえ。」
「ちょっと待って鉄の森!? 」
鉄の森、エルザが電車で話していた闇ギルドの名前だ。それにあの三つ目のドクロの笛から感じる魔力の質。あれは確か、
「とうっ!!」
「えっ、きゃぁぁあ!!!」
するとナツは電車のガラスを突き破って外に飛んだ。さすがに驚いて悲鳴をあげナツに思い切りしがみつく。
「ナツ!?A!?」
「みんなっ!?」
「なんで列車から飛び降りて来るのよぉ!」
「グレイ危ない!!」
すると魔導四輪に乗るエルザ達の姿が目に入った。そして魔導四輪のうえに乗るグレイに近づく。衝突を免れない状態にいた、そして。
ゴチーーーーーン!!!!
「「ぎゃぁぁあああああ!!!!」」
ナツとグレイは互いの額をぶつけて悲鳴をあげて地面をのたうち回った。 Aはぶつかる前にこっそりと風の魔法でクッションを作っていた。
なんにも考えず動いたナツにちょっとした灸を添える意を込めて。まぁ、グレイにとってはいい迷惑だろうが。
「A!!大丈夫か!!?」
「エルザ!」
「Aが無事でよかったぞ!!」
そう言うとエルザはAを優しく抱き締めた。
「俺は?」汗
どんまいナツ!!
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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海姫(プロフ) - ウェンディさん» ありがとぉぉぉぉぉおおおおおおございます。私とぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおっても嬉しいです。笑 (2015年12月2日 1時) (レス) id: d87b6866b9 (このIDを非表示/違反報告)
ウェンディ - とぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっても面白いです!完全にハマりました(*^◯^*) (2015年8月13日 17時) (レス) id: 0edb64df0f (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - 三日月さん» 自分で読んでみて71度のスカイフェレナをスカイローズに直しました!御指摘ありがとうございます! (2014年6月20日 23時) (レス) id: ab7ccb80bb (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - 三日月さん» ありがとうございます!ちなみにどこがスカイフェレナになってましたか!? (2014年6月20日 22時) (レス) id: ab7ccb80bb (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - わかりました!最新がんばってください^^ (2014年6月20日 19時) (レス) id: 5ac51fa3c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海姫 | 作成日時:2013年11月9日 22時