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+暴君 3+ ページ4

-A next days-

フェイタンは今、大暴れしていた。何故ならフェイタンの彼女であるAがいなくなったからである。空き部屋の壁をひたすら殴り壊すフェイタンの手は赤く染まっていた。
その様子を、見るに耐えなくなったシャルは声をかけた。

「……フェイタン、いい加減やめろよ」

「だたら、ささとAを見つけるね!!ワタシのAを返せ!!」

シャルの制止を無視し、更に暴れるフェイタン。
フェイタンは瓦礫をシャルに投げつけるが、シャルは飄々と避けフェイタンを見る。

「フェイタンらしくないね。前は女にこだわらなかったくせに」

「お前に何が分かるか!!Aは、Aは……!!」

「随分と派手にやったな、フェイ」

扉だった方からクロロの声がして、二人は同時にそっちをみた。
そこには壁に寄りかかり、両腕を組んで立つクロロがいた。

「団長、Aは見つかたのか?!」

「……Aは、蜘蛛を抜けたよ。フェイタン、お前が嫌だったと言ってな」

「「!!?」」

フェイタンとシャルが目を見開いた。
シャルは嘘だろ、といった風に頭をかきむしった。
そしてフェイタンは……

「Aが?……ワタシを、置いて消えた…?そんな、そんなはず無いね。何かの間違いよ」

「嘘じゃない。お前ら、付き合っていたのに気がつかなかったのか?」

「少し黙るね!!いくら団長でも許さないね、そんな冗談!!」

フェイタンはふらふらと部屋を出て行く。まるで魂の抜けた人形のようなフェイタンの背中をシャルが見つめる。そしてクロロに問いかけた。

「本当に……本当にAは、蜘蛛を辞めたの?」
「あぁ、そうだ」


クロロのその言葉は非情にも、冷たく聞こえた。
彼女_______Aは、本当に蜘蛛を辞めてしまったのか?

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設定タグ:HUNTER×HUNTER , フェイタン , 暴君   
作品ジャンル:アニメ
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ニコりん - これからも頑張ってくださいっ!! (2014年6月18日 16時) (レス) id: 30ed332248 (このIDを非表示/違反報告)
うどん - ヤンデレフェイタンだ!かっこいい/// めっちゃ面白いです!! (2014年4月24日 6時) (レス) id: 1141b6fb50 (このIDを非表示/違反報告)
夏桜(プロフ) - これはまさか…私が大好きなヤンデレでは……?!←いつも楽しませてもらってます^ ^頑張ってください!(かなり止めてる私に言われたくないよね……) (2014年4月7日 16時) (レス) id: 33bc7463f5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナナめ上 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ARUTO2/  
作成日時:2014年4月7日 16時

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