にひゃくじゅうよん ページ20
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エマ「ちょっとー！マイキーには何度も話したよ！マイキーにとっても異母兄弟なんだからね！」
エマはイザナが兄弟…そして万次郎とも異母兄弟であるといつ事実に花垣は声を失った。
エマ「エマの旧姓は“黒川”で、そっちにもお兄ちゃんがいるって！」
万次郎「…え？そうだっけ？」
エマや万次郎と兄弟であるのならAがイザナのことを知っているのも納得がいく…。
しかし、万次郎はピンときていないようだ。
エマ「もー全然人の話聞いてなーい！」
万次郎「あ！思い出した」
龍宮寺「嘘つけ」
わざとらしそうな万次郎に花垣は“忘れてたんだ、この人”と横目で彼をチラリと見る。
花垣「あのっ…エマちゃん？」
エマ「ん？」
花垣「その…お兄さん…“黒川イザナ”について、なんか覚えてることある？」
エマ「……さすがにないかなー。エマ、3歳までしか一緒にいなかったし」
花垣「………そっか…。」
何か手掛かりになることがわかるかも知れないと思ったが……。
花垣が少し残念そうにしていると、エマが「……あっ！でも」と声をあげる。
エマ「真兄と仲良かったみたいだよ」
花垣「え？」
万次郎「……シンイチローと？」
龍宮寺「え？なんで真一郎くんと黒川イザナが？」
そして……
エマ「ていうか、Aも会ったことあるんだよね？お兄ちゃん……イザナに」
花垣「え！？」
万次郎「Aと……イザナが？」
『……うん。イザナが黒龍の八代目総長に就任するまでは何度か会ってた。真一郎くんと一緒に施設に行ってた』
これは、更なる驚愕の真実であった。
エマ「やっぱり！手紙に書いてあったもん！」
『手紙？』
エマ「うん！ちょっと待ってて！」
そう言い、エマは万次郎の部屋を出て行った。
万次郎「A…、今の…本当なのか？」
『ごめんね。真一郎くんに口止めされてて……。いずれマイキーとエマにも打ち明けるって真一郎くんは言ってたんだけど、そのまま…』
ずっと知らなかったAの過去に万次郎も驚きを隠せない。
しかし、そういえば真一郎とAと二人でコソコソしていたことがあったな、と思い出す。
『それと…イザナとの過去はそれだけじゃない』
万次郎「なに？」
『わたし…昔誘拐されたでしょ？』
万次郎「……ああ」
『わたしを助けてくれたのはイザナなの』
その言葉に万次郎は目を見開いた。
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ゆず(プロフ) - いっちゃんさん» すみません。コメントありがとうございます。微修正や下書きをして保存した際に通知が届いてしまったのだと思われます。その際は更新通知をオフにしていたつもりでしたが、漏れていたようです。ぼちぼち更新していきますので、お待ちいただけますと幸いです！ (2023年3月1日 17時) (
レス) id: 5e3b7e37d3 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん(プロフ) - すみません、更新通知が届くのですが、どれもNEWと表示されてなくて、、、続きが更新されてるのでしょうか。 (2023年2月5日 21時) (レス) id: 3e516dda96 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - すごく面白くてすごく大好きです文才天才すぎです、、何回も読み返してます、、これからも無理ないペースで更新していただけたら嬉しいです！完結までついていかせてください！！ (2023年1月16日 4時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
こーが(プロフ) - ありがたきお知らせ…！楽しみにしておりますが、無理せずご自愛ください…！ (2022年11月23日 9時) (レス) id: da454ef0ae (このIDを非表示/違反報告)
ミルねこ - おもしろい！おもしろすぎて、ここまで一気読みしちゃいました！それぞれのキャラクターの心情が細かく書いてあって人物により近い視点で物語を読み進められました！続き、楽しみにしてます！ (2022年7月21日 21時) (レス) @page28 id: 0b8b35e0bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2022年5月10日 19時
