にひゃくじゅうに ページ18
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エマ「A、マイキーのこと起こしてくれたんだっけ？」
『一応、ベッドから引きずり出してきたから、もうすぐ起きてくると思うんだけど……』
どんなに気持ちがしんどくても朝はやってくる。
Aはいつものように佐野家の朝にお邪魔していた。
佐野家のキッチンにてエマと並んで朝食を作っていたが、中々起きて来ない万次郎にエマが少しいら立ちを見せる。
万次郎「Aー、俺を置いて行くなんてひどい」
『だって、マイキー全然起きないんだもん』
万次郎「あ、ごはん」
エマ「遅い！」
万次郎「じぃちゃん、おはよう」
「オウ！」
そこへタオルを握りしめた万次郎がやっと起きて来て、4人で食卓を囲んだ。
万次郎「……エマー、目玉焼きは裏っ返して潰せって言ってんじゃん」
エマ「自分でやれば？」
万次郎「Aはやってくれるのに……」
エマ「うちはAとは違うの！Aもマイキーを甘やかさないで！」
『はは……』
エマ「そのタオル、いい加減捨てなよ。子供の頃からこねくり回して」
万次郎「ヤダ、俺の命。Aとおんなじくらい大事」
『タオルとは一緒にしないでよ』
そんな何気ない会話を交わしていると、ピンポーンとインターホンが鳴るのが聞こえた。
龍宮寺「着いたぞー！！マイキー！！」
万次郎「俺の部屋で待っててケンチーン！！」
龍宮寺の声にエマはササっと髪の毛を整える。
『ふふ、エマってば可愛いねぇ』
エマ「寝癖とかついてない！？」
『大丈夫。いつも通り可愛いよ？』
龍宮寺「さっきタケミっちと会って一緒だけど、あげちゃっていい？」
万次郎「いいよ！」
『…タケミっちも一緒だったんだね』
万次郎「なっ。そういや、タケミっちが俺んち来るの初めてかなー？」
さて、今日の花垣はどちらの花垣だろうか。
Aは決めていた。
未来の花垣が過去に戻ってきたら、自分の知っていることも全て打ち明けようと。
『ちゃんと話さないとね…』
万次郎「ん？なんか言った？」
『うぅん。わたし、お茶入れてから行くね』
万次郎「うん。ありがと」
エマ「うちも手伝う！」
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ゆず(プロフ) - いっちゃんさん» すみません。コメントありがとうございます。微修正や下書きをして保存した際に通知が届いてしまったのだと思われます。その際は更新通知をオフにしていたつもりでしたが、漏れていたようです。ぼちぼち更新していきますので、お待ちいただけますと幸いです！ (2023年3月1日 17時) (
レス) id: 5e3b7e37d3 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん(プロフ) - すみません、更新通知が届くのですが、どれもNEWと表示されてなくて、、、続きが更新されてるのでしょうか。 (2023年2月5日 21時) (レス) id: 3e516dda96 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - すごく面白くてすごく大好きです文才天才すぎです、、何回も読み返してます、、これからも無理ないペースで更新していただけたら嬉しいです！完結までついていかせてください！！ (2023年1月16日 4時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
こーが(プロフ) - ありがたきお知らせ…！楽しみにしておりますが、無理せずご自愛ください…！ (2022年11月23日 9時) (レス) id: da454ef0ae (このIDを非表示/違反報告)
ミルねこ - おもしろい！おもしろすぎて、ここまで一気読みしちゃいました！それぞれのキャラクターの心情が細かく書いてあって人物により近い視点で物語を読み進められました！続き、楽しみにしてます！ (2022年7月21日 21時) (レス) @page28 id: 0b8b35e0bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2022年5月10日 19時
