続・思えば思わるる？いいや逆だひっくり返せ！

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「ご注文はお決まりですか？」






痺れを切らしたように近づいてきた声








貴「あ……えっと…コーヒーで！」




東「オレもコーヒーだ」







「かしこまりました」









店員さんを待たせてしまった









今日は京都のカフェに来ている








推薦と先日のことで東堂さんにお礼を言いに来た







もちろん事前に予定は立てている









冥冥さんには電話でお礼を言った









東「お礼がしたいと言ったが
推薦の件はすべてハニー、お前自身の実力だ









オレは何もしていない」







貴「しましたよ」






東「…？


何をだ？」






貴「あの時




東堂さんの言葉が頭に浮かんで



それで
力、出たんです








一緒にいるのが東堂さんじゃなかったら
私はこうなってません」









あのとき聞こえた声が


誰かひとり欠けていたら
きっと完成しなかった









東「嬉しい言葉だ









ハニーの成長の糧になれているんだな




オレは」









貴「本当に感謝してます」








東堂さんの笑顔を見て
私も自然に頬が緩んだ








あぁ、
この人は









東堂さんとは









貴「…もっと一緒に、」









東「ん？」






貴「！！？」







今






私









何て？

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