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お化け屋敷:Ra*bitsバージョン 後編 ページ2
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4人はしっかり手を握り合って歩いた。横や上から人形が出てきたり、音がなったりして、なずなはそのたびになずな語を発して瞳を濡らしていた。3人は、なずなを守りながら歩いた。
少しずつ出口が近くなってきた。お化け屋敷は出口が近づいてくるほど怖さが増していった。なずなは相変わらず怖がり、追い詰められた小動物のようだった。
出口のひかりが少しみえてきて、なずなは安心したがそれも束の間、最後の仕掛けが4人を襲ってきた。なずなは声が出なかった。恐怖のあまりその場でフリーズしてしまったなずなを3人は連れ出した。
お化け屋敷を出た4人はそれぞれ別々の意味でヘトヘトになっていた。「に〜ちゃん、大丈夫ですか?」「らいりょうむらろ。ごみぇんな。」(大丈夫だよ。ごめんな。)「なんで謝るんですか？」「に〜ちゃんが謝る必要はないんだぜ！」友也、光、創がなずなを気にかけて楽しい話をしてくれた。なずなも元気になっていって、会話もはずんでいった。会話の中で創が、「に〜ちゃん、に〜ちゃんはいつもかわいいけど、今日のに〜ちゃんも可愛かったです…」ボソッと言うとなずなは、「だってRa*bitsだからな！みんなもRa*bitsだから可愛いんだぞ！」と、嬉しそうに言った。
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作者名：影弦 | 作成日時：2021年2月8日 23時
