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それから1週間、
私は資料整理やデータの単純な入力、
報告書の作成し直しについては
難なく熟すようになっていた。



ココくんも大丈夫だと思ってくれているらしく、
いつも手渡しで来ていたデータは、
いつの間にか、
この中で、直しが必要そうなやつを頼む、と、
別のPCが与えられた。



この新しいPCには、
ココくんも目を通す前のデータが入ってくる。
つまり、このPCに報告書を提出することになっているのだ。



それを任されるのは
まだ少し荷が重い気がしたが、
困ったことがあればいつでも相談しろという、
頼りになる上司に、
半ば唆される形で引き受けた。







そして、梵天で働き始めて、
初めての休日が訪れる。




それはココくんの一言で、突然決まった。



九 「そういや、休みなく働かせてるな。
A、明日1日休みにする。」



『え…お休みですか?』



九 「部下1人つけてやるから、
外に出てもいいし、
まぁ、のんびりしてもいい。
好きに過ごせ。」



『…は、はい…。』



急に決まったお休み。
でも、正直なところ、いらなかった。
行きたい所も、見たいものも何も無いし



今、私がしたい事と言えば、
一刻も早く仕事を覚える事だった。




その日の仕事を終えて部屋へ戻る。
何だか贅沢な話だが、
明日のお休みが憂鬱だった。









翌朝、ノックの音で目が覚めた。
まだ朝の4時過ぎで、
もしかして、何かあったのかな、と
足早にドアへ駆け寄る。




ちなみに、
皆さん、思い思いに部屋に入って来られる
(三途さんや蘭さんがノック無しで部屋に入ってくることを指す)
ので、それを聞いたココくんが、
私の部屋に鍵をつけた。





『今、開けますねー。』



ドアの向こういたのは、少し久しぶりに見る人物だった。




『お待たせしました。





万次郎君。』




そこにいたのは、
私が初対面でホットミルクを出してしまった、
小柄な白髪の男の人、
万次郎君だった。



万 「…不用心。
……こんな時間なんだから、
少し警戒しろよ。」



『あっ、本当ですね。すみません。
久しぶりにお会いしたら、
嬉しくなっちゃって。』



万 「…まぁ、いい。
…そのままでいいから、来い。」



『はい。』

.→←.



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きりん。(プロフ) - 紫月_siduki??_さん» がんばります!ではでは(^^) (2022年11月15日 17時) (レス) id: 8c61cff3a5 (このIDを非表示/違反報告)
紫月_siduki??_(プロフ) - 頑張ってください(ง •̀_•́)ง (2022年11月15日 17時) (レス) id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - 紫月_siduki??_さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます!このコメント欄でのやり取りを繋がってるって言うのかな?疎くてすみません…(^_^;)今作も楽しんでいただけるよう頑張りますね! (2022年11月15日 16時) (レス) id: 8c61cff3a5 (このIDを非表示/違反報告)
紫月_siduki??_(プロフ) - いや…すきで読んでるんで!!!キリンさんとは…本当に繋がりたいです((繋がってるのかな、? (2022年11月15日 16時) (レス) id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - 紫月_siduki??_さん» 紫月さん、こんにちは。ありがとうございます。お手隙な時にでも、気軽にお読み下さると嬉しいです! (2022年11月15日 16時) (レス) @page23 id: 8c61cff3a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きりん。 | 作成日時:2022年11月5日 18時

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