検索窓
今日:1 hit、昨日:69 hit、合計:361,335 hit

ページ33

『何だか、三途さんって嵐みたいな人ですね…。
それにしても、軽、すぎって…?』



竜 「Aちゃん、大丈夫?
何かされてない?」




『はい…、何ともないです。
でも、軽すぎって、何でしょうね…。
何で私の体重知ってるのかな。』




竜 「医者から聞いたのかも。
ほら、身体検査の。」




『あ、なるほど。
きっとそうですよね。』




竜 「今日からココのとこで仕事始めるんだろ?
無理は…、しなくていいからな。」




『はい、ありがとうございます、竜胆さん。


ココくんが、仮眠取ってるみたいなので、
あと30分くらいしたら行ってきます。』




竜 「ココ、くん?」




『あれ?九井さんのこと…です…よね?』




小声で、昨日はそう呼んでなかったのに…と
俯きながら呟いた竜胆さん。



竜 「……俺のことも、竜胆って呼んでよ。」




『え…?』




こちらを向いた竜胆さんが、あまりに真剣な顔で、一瞬ドキッとした。



すると、そのまま近づいてくる。
私が戸惑っていると、顔が近づく。




竜 「なぁ、ココはよくて…、
俺はダメ、なの?」



『そ、そんなこと、ないです、よ…。
竜胆、くん?で、いい?』




思わず焦って敬語も外れてしまい、
それを聞いた竜胆くんは、ふっと笑った。




竜 「…うん。
敬語も、いらねェ。そうやって、普通に話して欲しい。」



『じゃあ…、ちょっとずつ、でいいですか?
もう、敬語は癖みたいに
なっちゃってまして…。』



竜 「ん。いーよ。
…あ、やべ、兄貴から電話だ。
じゃあな、Aちゃん。」



『はい、行ってらっしゃい。竜胆くん。』




さっきの雰囲気が嘘のように、
竜胆くんは少し嬉しそうに笑って
部屋から出て行った。






…びっ、くりした。
まぁ、竜胆くんが
嬉しそうで良かった、かな。



そんなことを考えていたら、
ココくんとの約束の時間が段々と近づいてきていた。

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (157 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
487人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

きりん。(プロフ) - 紫月_siduki??_さん» がんばります!ではでは(^^) (2022年11月15日 17時) (レス) id: 8c61cff3a5 (このIDを非表示/違反報告)
紫月_siduki??_(プロフ) - 頑張ってください(ง •̀_•́)ง (2022年11月15日 17時) (レス) id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - 紫月_siduki??_さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます!このコメント欄でのやり取りを繋がってるって言うのかな?疎くてすみません…(^_^;)今作も楽しんでいただけるよう頑張りますね! (2022年11月15日 16時) (レス) id: 8c61cff3a5 (このIDを非表示/違反報告)
紫月_siduki??_(プロフ) - いや…すきで読んでるんで!!!キリンさんとは…本当に繋がりたいです((繋がってるのかな、? (2022年11月15日 16時) (レス) id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - 紫月_siduki??_さん» 紫月さん、こんにちは。ありがとうございます。お手隙な時にでも、気軽にお読み下さると嬉しいです! (2022年11月15日 16時) (レス) @page23 id: 8c61cff3a5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:きりん。 | 作成日時:2022年11月5日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。