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『何だか、三途さんって嵐みたいな人ですね…。
それにしても、軽、すぎって…?』
竜 「Aちゃん、大丈夫?
何かされてない?」
『はい…、何ともないです。
でも、軽すぎって、何でしょうね…。
何で私の体重知ってるのかな。』
竜 「医者から聞いたのかも。
ほら、身体検査の。」
『あ、なるほど。
きっとそうですよね。』
竜 「今日からココのとこで仕事始めるんだろ?
無理は…、しなくていいからな。」
『はい、ありがとうございます、竜胆さん。
ココくんが、仮眠取ってるみたいなので、
あと30分くらいしたら行ってきます。』
竜 「ココ、くん?」
『あれ?九井さんのこと…です…よね?』
小声で、昨日はそう呼んでなかったのに…と
俯きながら呟いた竜胆さん。
竜 「……俺のことも、竜胆って呼んでよ。」
『え…?』
こちらを向いた竜胆さんが、あまりに真剣な顔で、一瞬ドキッとした。
すると、そのまま近づいてくる。
私が戸惑っていると、顔が近づく。
竜 「なぁ、ココはよくて…、
俺はダメ、なの?」
『そ、そんなこと、ないです、よ…。
竜胆、くん?で、いい?』
思わず焦って敬語も外れてしまい、
それを聞いた竜胆くんは、ふっと笑った。
竜 「…うん。
敬語も、いらねェ。そうやって、普通に話して欲しい。」
『じゃあ…、ちょっとずつ、でいいですか?
もう、敬語は癖みたいに
なっちゃってまして…。』
竜 「ん。いーよ。
…あ、やべ、兄貴から電話だ。
じゃあな、Aちゃん。」
『はい、行ってらっしゃい。竜胆くん。』
さっきの雰囲気が嘘のように、
竜胆くんは少し嬉しそうに笑って
部屋から出て行った。
…びっ、くりした。
まぁ、竜胆くんが
嬉しそうで良かった、かな。
そんなことを考えていたら、
ココくんとの約束の時間が段々と近づいてきていた。
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きりん。(プロフ) - 紫月_siduki??_さん» がんばります!ではでは(^^) (2022年11月15日 17時) (レス) id: 8c61cff3a5 (このIDを非表示/違反報告)
紫月_siduki??_(プロフ) - 頑張ってください(ง •̀_•́)ง (2022年11月15日 17時) (レス) id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - 紫月_siduki??_さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます!このコメント欄でのやり取りを繋がってるって言うのかな?疎くてすみません…(^_^;)今作も楽しんでいただけるよう頑張りますね! (2022年11月15日 16時) (レス) id: 8c61cff3a5 (このIDを非表示/違反報告)
紫月_siduki??_(プロフ) - いや…すきで読んでるんで!!!キリンさんとは…本当に繋がりたいです((繋がってるのかな、? (2022年11月15日 16時) (レス) id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - 紫月_siduki??_さん» 紫月さん、こんにちは。ありがとうございます。お手隙な時にでも、気軽にお読み下さると嬉しいです! (2022年11月15日 16時) (レス) @page23 id: 8c61cff3a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きりん。 | 作成日時:2022年11月5日 18時