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蘭さんの言葉に頷き、
先程までの万次郎くんとの一連のやり取りを
丁寧に伝えた。
最初は硬い表情で聞いていた皆さんだったが、
次第に驚いた顔へ変わり、
ついには、蘭さんと竜胆さんは声を上げて笑い出した。
蘭 「Aちゃん!
あのマイキーに、ホットミルク出したの!
すげー、ゲホッ、待って…、めっちゃウケる!」
竜 「他に誰も、ンなことできねーよな…!
はははっ、しかも万次郎君呼びを許させるAちゃん最強説!」
九井さんと鶴蝶さんも、下を向いて笑いを堪えている。
…え、そんなに面白いことした?私…。
『だって、隈すごかったですし…!
それに、…。』
竜 「ん?それに、何?」
『それに、あんな若い子なら
ハーブティーよりホットミルクの方がいいかと思って…。
ココア、なかったし…。』
それを聞いた九井さんと鶴蝶さんまで声を上げて笑い始める。
蘭 「Aちゃん…っ、頼むからっ…!もう、勘弁して…!
ひー、蘭ちゃん笑い死ぬっ!」
竜 「ココア…!マイキーにココア出したかったって…!
おい、会議室脇の給湯室ン所にココア用意させとこうぜ!」
九 「はー、今のは俺もヤバかった…。
なぁ、マイキー…、いや、佐野万次郎を何歳だと思ってンの…?」
九井さんは、まだ笑いを我慢しているらしく、
少し引き攣った顔で聞いてきた。
『え?…うーん、学生、さん…?
中学生、よりは少し上、ですよ、ね?』
それを聞いて、4人は顔を見合わせてから、
蘭さんと竜胆さんは涙まで流して笑い始める。
もー、何なの?
笑ってないで説明して下さいよ…!
鶴 「いいか佐木。マイキーは俺の1つ上だ。」
『…えっ?……えぇ?!』
鶴 「ははっ、さっきは悪かったな。睨みつけて。
改めて、鶴蝶だ。よろしくな。
まぁ、年齢はバラシちまったけど、
そのままで接してやってくれ。
マイキー本人が許したんだから、
そうしてほしいってことだ。」
『どうか、お気になさらず…。
こちらこそ、よろしくお願いします…。
…ははっ、ですかね…?
そう仰るなら…、そうしますね。』
こうして万次郎くんについての話を終えて、
今度は私が話を聞く番になった。
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きりん。(プロフ) - 紫月_siduki??_さん» がんばります!ではでは(^^) (2022年11月15日 17時) (レス) id: 8c61cff3a5 (このIDを非表示/違反報告)
紫月_siduki??_(プロフ) - 頑張ってください(ง •̀_•́)ง (2022年11月15日 17時) (レス) id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - 紫月_siduki??_さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます!このコメント欄でのやり取りを繋がってるって言うのかな?疎くてすみません…(^_^;)今作も楽しんでいただけるよう頑張りますね! (2022年11月15日 16時) (レス) id: 8c61cff3a5 (このIDを非表示/違反報告)
紫月_siduki??_(プロフ) - いや…すきで読んでるんで!!!キリンさんとは…本当に繋がりたいです((繋がってるのかな、? (2022年11月15日 16時) (レス) id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - 紫月_siduki??_さん» 紫月さん、こんにちは。ありがとうございます。お手隙な時にでも、気軽にお読み下さると嬉しいです! (2022年11月15日 16時) (レス) @page23 id: 8c61cff3a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きりん。 | 作成日時:2022年11月5日 18時