# 9 ページ10
店「 改めて、安西知夏です ! よろしくね 」
可愛い人だな …
「 … 薮Aです、 ! 」
知「 Aちゃんって呼んでもいいかな ? 」
「 はい 、 ! 」
知「 よし、じゃあ始めていきますね ! 」
知夏さんは距離を縮めるのが上手で、
こんな短時間なのに、沢山話せるようになった 。
知「 Aちゃんって、こんなに可愛いのに、なんで前髪とか伸ばしてたの ? 」
「 特にワケはなくて…
ただ単に、可愛くないから…ですかね 、 」
知「 …それ以外にも 、理由があるんじゃないの… ? 」
「 え、ッ …… 」
なんでわかるの… ?
ちょっと話しただけなのに 、、、
知「 もしかして …いじめ、とか ? 」
「 … どうして、わかったんですか ? 」
知「 私も昔 、いじめに遭ってたからね 」
「 … 知夏さんも ? 」
知「 うん 。
机に落書きされたり、
教科書破られたり、
こき使われたり、
水掛けられたり、
今、考えたら軽いほうだったのかもね 」
「 …私も、同じような事をされてて…
舞香とか、誰にも相談出来ないから 、辛くて… 」
知「 ご家族は… ? 」
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作者名：瑠花
| 作成日時：2017年10月19日 18時
