好きなラーメン屋は花月嵐 ページ30
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七海「同じクソなら、より適性のある方を。出戻った理由なんてそんなもんです。
虎杖君、私と五条さんが同じ考えだとは思わないでください。私はこの人を信用しているし信頼している」
それを聞いてドヤ顔をする
腹立つやめろ。
すると、七海さんがこう続けた。
七海「でも、尊敬はしていません」
五条「あ"ぁ"ん?」
『右に同じ』
五条「えっちょっ…」
七海「上のやり口は嫌いですが、私はあくまで規定側です。話が長くなりましたね。要するに私もアナタを術師として認めていない。宿儺という爆弾を抱えていても己は有用であると示すことに尽力してください」
『(まあ、そうだよね)』
虎杖「……俺が弱くて使えないことなんて、ここ最近嫌という程思い知らされてる。でも俺は強くなるよ…強くなきゃ死に方さえ選べねぇからな。言われなくても認めさせてやっからさ、もうちょい待っててよ」
七海「いえ。私でなく上に言ってください」
虎杖「あ、ハイ」
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五条「じゃ、僕はそろそろ行くね。Aもこの後単独任務でしょ?」
『そうですけど』
五条「その前に昼飯でもどう?」
『花月奢ってください』
五条「ええ〜ラーメン?僕ケーキが良かったんだけど」
昼飯にケーキはさすがにどうかしてると思う。
この人、絶対糖尿病で死ぬぞ。
五条「ま、たまにはいっか!じゃ、七海、悠仁のことよろしくね」
七海「はい」
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コツコツと2人分の足音が廊下に響く。
五条先生が珍しく静かだと思った直後、「そういえばさ」と切り出してきた。
「さっき、宿儺の呪力を感じたんだけど大丈夫だった?」
さすがにバレてるか…
地下だったし、近くに五条先生の呪力を感じなかったから大丈夫かと思ってたけど、最強の名は伊達じゃないなと改めて思い知る。
『大丈夫でしたよ。なんでも、私に会いたかったんですって』
「へ〜モテるね、妬いちゃうな」
『やめてください』
「なんか言われなかった?」
『特に何も。ちょっと話してすぐ戻ったんで』
「ふ〜ん、そっか…ならいいんだ」
五条先生が含みを持たせてそう言うので、やはり宿儺との縛りはまずかったのではないかと不安になる。
が、いや大丈夫だろと思い直し、ラーメン屋に向かうことにした。
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麗葉 - 最高すぎます!続き行ってきます!(((((((((((っ・ω・)っ ブーン (6月24日 23時) (レス) @page49 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
あんパん(プロフ) - 安仙任さん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2021年2月20日 11時) (レス) id: 543e9be939 (このIDを非表示/違反報告)
安仙任(プロフ) - とても面白いです!続きを楽しみにしてます!これからも頑張ってください(^^) (2021年2月19日 16時) (レス) id: 80f06437e4 (このIDを非表示/違反報告)
あんパん(プロフ) - 枕野れいさん» うわああ!!ありがとこございます!嬉しいです!!頑張ります! (2021年1月5日 21時) (レス) id: 543e9be939 (このIDを非表示/違反報告)
枕野れい(プロフ) - 女優さんのお話の方から来たのですが、まさか呪術廻戦書いてくださるとは!!応援してます! (2021年1月4日 20時) (レス) id: 7b5f3ba3ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんパん | 作成日時:2020年11月12日 17時