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「階段を降りたら門をくぐって、あのあの大樹の根元まで行くんだ。
そこは高専を囲う結界とは別の、特別な結界の内側。
招かれた者しか入ることはできない。
同化まで天元様が守ってくれる。」
みんなで話した、
それとも、天元様とあの男、両方と戦うことにるのだろうか______
「....それか引き返して、黒井さんと一緒に家に帰ろう」
理「...え?」
夜蛾先生に言われた任務の内容、
そして悟と話した事、Aと話した事。全てを説明する。
「私たちは最強なんだ。
理子ちゃんがどんな選択をしようと、君の未来は私達が保障する。」
理「...私は、私にとっては、
両親が亡くなった時のことももう覚えない。
だからみんなと離れても大丈夫だと思ってた。
今は辛くても、いつか寂しくもなんともなくなるって...
でも、やっぱり...
もっとみんなと一緒にいたい...!」
______決まりだね、
「帰ろう、理子ちゃん。」
手を差し出す。
理「っうん!」
タンッ
私の延ばした手が、理子ちゃんが延ばした手が、
触れ合うことはなかった。
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作者名:綾ゞ | 作成日時:2020年12月4日 20時