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22. ページ24

約3時間半のフライトを終え、私たちは東京に着いた。

傑には寝てくれと言われたけど、
私は悟を無理矢理寝かせ、術式で蛍を出した。

飛行機なら少しの蛍で空間を網羅できるから、体力もそこまで消費しない。



賞金が取り下げられた事で、少し肩の荷が軽くなる。
車で空港から高専に向かう途中

傑「A、本当に大丈夫かい...?」

悟と天内を挟むように後ろの席に座る傑から聞かれる。


『私なら全然平気だってば。もう、傑ってたまにママになるよね、』
ずっと私の心配ばかりしている傑に、思わず笑ってしまう。

傑「ママか....」

悟「傑なら良いママになれるよなーAー?」


『ふふ、そうだね。

それより悟は?少しは楽になった?』

悟「おう、全回復した。」

『無理はしないでよ。』
傑もね、と後ろを振り返る。


天「Aこそ2人のママみたいじゃぞ。」


『えー、嫌だよこんなクソガキ共のママとか』

悟「あ"ぁ??誰がクソガキだよ」

傑「それは聞き捨てならないな。」


黒「ふふ、皆さん本当に仲が良いんですね。」


悟「...おー、まぁ俺ら『最強』だし??」

『なに、素直じゃん。』


...そう、私たち4人全員は最強なのだ。

悟と傑。
傑と私。
私と悟。

そして私たち3人を支えるのが硝子。

改めて思うとこそばゆい。
でも私はみんなが大好きだし、信頼してる。


あと少しで高専に着く。
結界内に入れば、呪術師や呪霊が寄り付くこともない。

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作者名:綾ゞ | 作成日時:2020年12月4日 20時

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