あなたをずっと想ってる。 (ページ30)

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Aside

ジョシュアさんは、「ありがとう」を繰り返す私に

何度も「うん」って返事をしてくれた。

私はいま、走っている。

ハニちゃんに会いたい。

ハニちゃんに伝えたい。

私の想い。

ハニちゃんが女の子たちに囲まれてるのを見て

胸が少し痛むのも、

ハニちゃんの笑顔に、落ち着くのも

たまにドキドキするのも、

あれもこれも全部、

ハニちゃんが好きだから。

好きだからなんだ。

私、きっと心のどこかにずっとハニちゃんがいた。

ずっと。

ハニちゃんがいるかも分からない

むしろいない確率のほうが高いような

場所。

そこに私は向かっていた。

ハニちゃんと私、そしてジョシュアさんの

仕事場。

息が不安定になる。

だけどそんなこと、気にせずに会社に入る。

エレベーターに乗って、

そして呼吸が安定する頃に

着いたのは二階。

食堂にいる気がする。

そんな自分のただの勘を当てにして。

少し人影が見えた。

中に近づくにつれて

どんどん濃くなるその人影。

一息おいてから、ドアを開ける。

......

「.....みつけた。」