=震える右手・7= ページ27
_____2人で、体育館に入り
壇上の横の階段を上って正面のドアの前で立ち止まる。
「ここっす、侑李先生。」
「ここ?」
「そ〜。」ニッと笑って
ゆうやんから借りた鍵を
チャリリとポッケから出し
体育館の放送室のドアを開ける。
「どーぞ、侑李せ〜んせ。」
「ん、ありがとー・・」
可愛らしくキョロキョロしながら入り
「・・放送室でー・・食べるの?」
「ふ・ふ・ふ、侑李せんせいっ。
違うんっすよ。」
「ちがぅ・の?」
「ええ、実は〜〜」
そう言って、カーテンが閉まった窓に近付き
「このカーテンを開けますと〜〜。」
シャーっと勢い良くカーテンを開ける。
「じゃ〜〜んっ。侑李先生、ここで食べますっ!」
真ん丸な目をもっと真ん丸して先生は
「わぁ〜すごぉ〜ぃぃ、おくじょーだっ!」
って、チョ〜いい反応♪
「ふっふー。そうなんですよ〜
この小さな放送室の窓を、跨いで行くと〜
そこは、素敵な体育館の屋上なんっすっ!」
「すごいねぇ〜、はじめて来た〜
ぼく、知らなかったよ〜。」
「てへへー。もぉ〜侑李先生ってば
いい反応するなぁ〜。」
「んふふーだってホントに
すごぃんだものー。」
「ふふ、ここはゆうやんが教えてくれたんっす。
ゆうやん、ここの卒業生で体育の先生と仲良くて
よくここの屋上で昼寝してた〜って、この前
教えてくれたんっす。」
「へぇ〜そうなんだぁー。」
「じゃ、窓を越えて_あっち行きましょう
ね、侑李先生。」
「うん。ふふ、なんだか〜
すっごく楽しいねぇ〜♪」
「よかったっ。」
俺は「よっ。」っと__
窓を越えて屋上に降り立った。
侑李先生は「ん。っしょ。」って窓のサッシに乗った。
俺は、ドキドキと心臓が張り裂けてしまいそうな思いで
震える右手を差し出した__。
「__はい、侑李先生・・
気を付けて下りてね__。」
「あ、ぅん。ありがとー・・」
そっと小さな左手を乗せた侑李先生を見つめ
俺はニッコリ笑って元気良く
「いいえ〜。」って言ったんだ。
__________
屋上の手摺りの前に立った侑李先生が
眺めの良い景色を見つめ
「わぁ〜〜きれいっ。気持ちのいいとこ〜。
日常を越えてきたら、素敵な場所に来れたっ。
ありがと〜大貴くんっ。」
「てへへ。そんな〜照れるっすよ〜。」
「ふふ、すっごーくきもち〜ねっ。」
「ええ、そーなんっすよ。侑李先生__」
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あひる☆(プロフ) - konokuroさん» わぁ〜このちゃんだ〜☆うっでしー。最高ありがとぉ〜〜!! (2018年10月5日 14時) (レス) id: c4bfe5cba0 (このIDを非表示/違反報告)
konokuro(プロフ) - あひる☆さん» 完結、おめでとうございます!やまさん、やぶさんから始まり次から次へときゅんきゅんしました(〃ω〃) じんじん。最高です! (2018年10月4日 19時) (レス) id: 8ceddc39fa (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - konokuroさん» きゃふっ。。ありがと〜〜。うん!!そうなんだぁ〜〜ありさんちねさんだよ〜(ё)がぁがぁ。がんばるぞぅー。 (2018年9月23日 19時) (レス) id: daf5fa2131 (このIDを非表示/違反報告)
konokuro(プロフ) - あひる☆さん» たかさん、いのさん読みました!!いのさん、かわいすぎ(〃ω〃)いのさんに悶えてるたかさんもいいですな。次はありさん、ちねさんですか!!楽しみにしてます(〃ω〃) (2018年9月23日 12時) (レス) id: 8ceddc39fa (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - konokuroさん» わぁ〜ぃ。このちゃんきてくれたー(^−^〃)たんのうしてくれたんだぁ〜♪よかった〜!そうそう次はたかさんいのさんだよー。たんのうしてくれるといいなぁ〜(^o^)丿 (2018年9月22日 17時) (レス) id: c4bfe5cba0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あひる☆ | 作成日時:2018年9月15日 13時