ねぇ、烏野に超絶可愛いジェンダーレス男子が来たらしいよ

12、肩車 ページ14

パチッと目がさめる


貴方『朝だ！』


今日はいつもよりすっごい目覚めが良い
なんといってもバレー部に入部届を出す日だからね



貴方『いってきます！』


急いで家を出る


なんか曇ってきた。雨降りそう


と思った瞬間ポツポツと頭上に雫が落ちてきて雨は強くなった



傘忘れた！
家戻ったら遅刻するし学校まで走ろう！



？「…大丈夫？」



すると後ろから声がして、振り返ってみると
傘をさした男の人が立っていた


貴方『旭さん！』



東峰「傘、一緒に使う？」



貴方『はい！』



僕はすぐに旭さんの隣へ行って傘に入れてもらった


貴方『失礼します〜。ありがとうございます』


ーーーーーーーーーーー

東峰サイド





今、Aと２人で一つの傘を使っている状態だ


大地とかスガにあったら誘拐だとか言われるんだろうな…



貴方『旭さん肩濡れてますよ！』



東峰「濡れてない濡れてない！大丈夫！」



貴方『どう見たって濡れてるじゃないですか！肩半分濡れてますよ！』




Aを濡らせないようにするため傘から俺の肩がはみ出している



気をつかったのか、Aは俺の傘から少し離れた



どうすればいいんだ
このままじゃAが濡れちゃう



貴方『ひらめいた！』



東峰「ん？」



貴方『先輩に対して失礼だと思うんですが…僕を肩車してもらえますか？』



東峰「肩車？」



貴方『僕が乗って傘をさせば旭さんも濡れないかなっと思って…いや、無茶ですよね』



東峰「あー、大丈夫だよ」



貴方『ほんとですか？！やった！僕背の高い人に肩車されるの夢だったんです！』



俺はしゃがんでAを持ち上げる体勢になった



東峰「大丈夫？」



貴方『おっけーです！』



東峰「よいしょ……って軽！ちゃんとご飯食べてる？」



貴方『もちろん食べてます！てか高い…たのしい！景色こんなに違うんですね！』




この状態で学校に向かっていって体育館に着きAを肩から下ろす




貴方『ありがとうございました！重かったですよね。すみません』




東峰「俺も濡れずに済んでよかったよ」



それにしても天真爛漫で可愛いなぁ
Aを見てると思わず顔が緩む




体育館の扉を開けると清水とスガと大地がちょうど目の前に立っていた




菅原「なぁ大地ー！旭がAを見てにやにやしてるー！もしかしてお前ショタコン？」



澤村「…ヒゲがにやにやしてんじゃねぇよ」




清水「…東峰ずるい」

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