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* ページ3
「考えるよ!だって現に今回だって知らない赤い靴があった!私の場所なのに、私の知らない歩夢をその人は知ってる………私だってっ………わかってんのに歩夢を早く…」
私から解放してあげなきゃいけないことくらいーー……
押しつぶされそうな想いと同じくらいの強さで羽交い締めにされる。
息を吸い込めば、歩夢の香りが鼻腔をくすぐった。
「側にいさせてほしいって言うたんは、この俺や。
縛り付けてんのは、この俺。Aと違うよ、離されへんのはこの俺」
耳元から聞こえる歩夢の低い声に、体の奥が熱くなる。
そんな私の心を弄ぶかのように、甘く囁く歩夢は狡い男だ。
「あかんねん、Aじゃないと嫌や」
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作者名:ミーコ | 作成日時:2017年9月30日 14時