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2話 ページ3
「ねえ、月島聞いた？俺女の子なんだってさ。初耳なんだけど。」
「はぁ、分かったからちょっと黙って五月蠅い。」
酷いなー、と言いながら月島の隣にいた人はまた、月島の頬を突く。が、すぐさま叩き落とされる。
その間、日向は月島と月島の隣にいる人を交互に見て困惑した表情を見せる。
「あー、なんか騙してたみたいな感じになってて悪いな。実は俺男です！」
キランと効果音が付きそうなウインクで月島の隣にいた人は言う。
「え？え？」
「なんか話が噛み合わないなとは思ってたけど、兎月のこと女だと思ってたの？バカなんじゃないの？」
「何だと。月島ー！」
ぐぬぬ、と悔しさを滲み出す日向に対して、月島は嘲笑いながら日向を上から見下す。
その様子を見て、月島の隣にいた人はお腹を抱え込みながらより一層笑い出す。
「あーｗお腹痛い苦しい……。君、ほんっとうに面白いね。名前はなんて言うの？」
「日向翔陽です！」
「俺は兎月Aだ。よろしくな日向。」
そう言って、月島の隣にいた人もとい兎月は左手を差し出すと日向は満面の笑みでその手を取る。
「よ、よろしくお願いします。」
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作者名：五宮 | 作成日時：2024年3月28日 20時
