梟谷の最恐策士 弍【HQ！】【男主】

高齢者運転 ページ9

「あの、すみません」

生徒「！？はい…」

「体育館はどちらでしょうか」

生徒「えっえっと、あの…」

鷲匠「薙、こっちだ」

「あ、鷲匠監督…突然聞いてすみませんでした。では」

生徒「いえ…」



鷲匠監督が出迎えに来てくれるなんて。それぐらい広いってことか。


まあ馬もおるわなんやらで敷地バカ広いもんな。しゃあない。



「お久しぶりです」

鷲匠「あぁ、久しぶりだな」


久しぶりに会った監督はなにも変わってなかった。嬉しいくらいに。


それなのに監督は伸びてもない僕の身長を分かってて、「背は伸びたか」なんて聞いてくるもんだから嬉しさを返して欲しいね！



しばらくの移動。体育館が見えたと思ったらなんと監督はスルーした。




え、体育館じゃないん？？




「体育館では無いんですか？」

鷲匠「お前はここの生徒じゃねえからな。ほら、乗れ」


スルーして来た先は車。ドアを開けてほら乗れと促される。









「監督運転しても大丈夫なんですか！？ 」


鷲匠「おちょくってんのかてめぇ！最近この歳のヤツらが問題になってるからって」


「ちょうど監督ぐらいの歳やないですか」


鷲匠「お前ちと黙ってろ崖から落っこそすぞ 」


「あはは。すんません」


鷲匠「ったくよ〜最近のやつは…」



あ、やべ。地雷…？




どうやら僕は監督のネチネチスイッチを押してしまったようだ。




くっそネチネチしすぎて途中ネバネバになって納豆と話してる気分だったなんて言えない。




ーーーーー
その頃の白鳥沢

白布「なんで女子はいつにも増してキャーキャー言ってるの？」

女子「他校のイケメンがいたのよ！そりゃもうイケメン！」

五色「白布さん！事件ですよ俺よりもイケメンですかね！？」

白布「そりゃお前よりイケメンなんざ星の数ほどいるだろ(多分あの人だな…)」

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