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『高菜、ツナマヨ、明太子〜』
一通り落ち着き、硝子さんのところへ向かった。
治療を受けている時に一緒にベッドに座っているお兄ちゃんを抱きしめる。
棘「おかか〜」
「苦しいよー」とお兄ちゃんは言うけど私は離さない。
真希「おーい、そこのバカップル。先行くぞ」
パンダ「死にかけても相変わらずだな」
【真希ちゃん、パンダくん重症だったのにそんなに動いて大丈夫?もっとちゃんと休もう?】
真希「憂太が応急処置してくれたからな」
パンダ「そうそう」
【なら良いけど。゚(゚´Д`゚)゚。】
乙骨くんと五条先生はどこかに行ってしまって、多分後処理に追われているのだと思う。
『(……先生に、会いたいなあ)』
.
「A」
『っみずいろ…!』
その日の夜、やはり後処理に追われていたのか、目頭を押さえながら先生と偶然にも廊下で会えた。
「これからまだ仕事があるんだけど、Aにどーしても会いたくて」
『…みずいろ』
嬉しい。恥ずかしい。
「Aも僕に会いたかった?」
ギュッと私の空いていた両手を握りながらそう聞いてくる。
恥ずかしくて声が出ないからコクコクと精一杯首を縦に振った。
「……A、あのさ」
『?』
何か言い辛そうな顔で、私をジッと見る五条先生。
「僕はAのことを一人の女性として見てる」
あまりにも唐突すぎな一言は、私を混乱に陥れるのには十分だった。
『(…………え?)』
なに、これ…?
というか、私、今、なんて言われた?
「ハハッ、目まん丸」
『お、おかかっ』
「えー、そこは水色でしょ〜?」
無理無理、先生の顔見られない。
恥ずかしい。これは本当のやつだ。ガチのやつだ。
後先考えず【なんで!?】と急いで携帯に文字を打って見せれば「うーん」と頭を捻る先生。
「んー、色々?」
『…?』
いや、全然意味がわからない。訳がわからない。何がどうなったらこうなるの。
ジーッと彼の顔を見ていると「今から言うね」と言われてさらに頭に「?」が浮かぶ。
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水原カノ(プロフ) - セラさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しいです╰(*´︶`*)╯♡ (8月17日 20時) (レス) id: dc8eb8059d (このIDを非表示/違反報告)
セラ - とても、面白いです! (8月17日 8時) (レス) @page7 id: 26f04b139a (このIDを非表示/違反報告)
水原カノ(プロフ) - にこさん» コメントありがとうございます!♡イメージ画…!考えたこともなかったです!検討してみます(*'▽'*)ありがとうございます! (2022年11月1日 17時) (レス) id: dc8eb8059d (このIDを非表示/違反報告)
水原カノ(プロフ) - いつから俺を、人間と錯覚していた、、?さん» コメントありがとうございます(*´꒳`*)お返事が遅くなってしまいすみません!探し求めていたものがあってよかったです〜!引き続きお楽しみください!! (2022年11月1日 17時) (レス) id: dc8eb8059d (このIDを非表示/違反報告)
水原カノ(プロフ) - ナナ宮さん» コメントありがとうございます!(о´∀`о)返事がかなり遅くてすみません…。お兄ちゃん設定たまらんですよね!楽しんでくださり何よりです! (2022年11月1日 17時) (レス) id: dc8eb8059d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水原カノ | 作成日時:2021年9月3日 16時