狗巻棘の双子の妹【呪術廻戦】

3color - side no- ページ5

□



五条「あ、早く離れた方がいいよ」


「「「『？』」」」



その忠告は、どうやら当たりだったようだ。

次の瞬間には黒板から爪が尖った両手のようなものが生え、4人は息を呑む。



「ゆｳﾞだを"ｦををぉオオオ」


乙骨「待って！！里香ちゃん！！」


「いじめるなァあ"ァア"」

















.



















五条「ってな感じで彼のことがだーい好きな里香ちゃんに呪われてる乙骨憂太君でーす、皆よろしくー！！」



折本里香___彼女と乙骨憂太は、幼い頃“大人になったら結婚をする”という小さな約束を交わしたものの、里香はそのまま交通事故で亡くなり呪いとなって乙骨のそばに居続けている。



五条「憂太に攻撃すると里香ちゃんの呪いが発動したりしなかったり。なんにせよ皆気を付けてねー！！」



「あ、Aのことは僕に任せてね」とドヤ顔するものの、コテンパンにやられた真希、パンダ、棘。

Aはそんな3人を「みどり…！」と大丈夫かと伺う。



五条「あの小さい女の子除いてコイツら反抗期だから僕がちゃんと紹介するね」


乙骨「(この先生が悪い気がする…)」



乙骨の戸惑いを無視して五条はツラツラと紹介を始めた。



五条「呪具使い、禪院真希。呪いを祓える特別な武具を扱うよ」


真希「…」


五条「呪言師、狗巻棘とその双子の妹の狗巻A。棘の方はおにぎりの具しか語彙がなくて、妹の方は色味で会話しかしないから頑張って」


棘「こんぶ」


『おれんじ！』


五条「パンダ」


パンダ「パンダだ。よろしく頼む」



五条は簡潔に一人一人紹介していき、それぞれが一言添えたり添えなかったり。

場の空気は何とも言えない状態だった。



五条「とまぁ、こんな感じだね。あ、後は狗巻Aちゃんの方には手出したら殺すくらいかな〜」


乙骨「(一番欲しい説明がなかった…！あと最後の一言なに…！？)」


五条「さあ、これで一年生も5人になったね」


乙骨「(4人と1匹…)」



□

4color→←2color -side no-

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す