2color -side no- ページ4
□
五条「転校生を紹介しやす!!!テンション上げてみんな!!」
『きいろー!』
「「「…」」」
Aは決して悪ふざけをしている訳ではなく、本当に楽しみなのだ。
五条「A、可愛いね。結婚しよっか」
『み、みずいろ…』
棘「おかか!」
しかし、得体の知れない転校生が来ることに3人は知らん顔で五条の声を無視する。
真希「随分尖った奴らしいじゃん。そんな奴のために空気作りなんてごめんだね」
棘「しゃけ」
パンダ「…」
『…………あお』
五条「ま、いっか」
五条は「フー」と一息つく。
棘は真希の言葉に同意してしまい、パンダは何も言わずじまい。そんな態度に彼女は悲しそうな顔をした。
五条「入っといでー!!」
真希「(シカトこいてやろ)」
五条はこの冷たい空気の中、それでも呑気に転校生を迎え入れようとする。
ガラッと教室が開いた次の瞬間。
_____ゾクゾクッ
全員に悪寒が走った。
「乙骨憂太です。よろしくお願いしま___」
Aを除いた全員が立ち上がり、パンダは戦闘態勢に、棘はAを守りながらパンダと同様戦闘態勢へ。
真希は呪具を転校生に向け黒板へとぶっ刺した。
乙骨「こ、これ…なんかの試験?」
転校生の乙骨憂太は普通に自己紹介を始めたがそれは防がれ、突然の出来事に戸惑う。
真希「おい。オマエ呪われてるぞ。ここは呪いを学ぶ場だ、呪われてる奴がくる所じゃねーよ」
彼が連れてきていたのは紛れもない呪い。
教室に入ってきた途端、それは既に乙骨の背後にひっついていて「あ"?」と迫力ある様子でこちらを見ていた。
五条「日本国内での怪死者・行方不明者は年平均一万人を超える。そのほとんどが人の肉体から抜け出した負の感情。“呪い”の被害だ。呪いに対抗できるのは同じ呪いだけ。ここは呪いを祓うために呪いを学ぶ、都立呪術高等専門学校だ」
乙骨「(事前に言ってよ…!!)」
「「「『(今教えたの!?)』」」」
五条「(メンゴ!!)」
先ほどからこの現場を腕を組んで少しニヤニヤしながら見ていた五条。しっかり説明をしたのはどうやら今のが初めて。
しかし、この人の適当さ加減はいつものこと。
□
3color - side no-→←1color -side no-
1656人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水原カノ(プロフ) - セラさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しいです╰(*´︶`*)╯♡ (8月17日 20時) (レス) id: dc8eb8059d (このIDを非表示/違反報告)
セラ - とても、面白いです! (8月17日 8時) (レス) @page7 id: 26f04b139a (このIDを非表示/違反報告)
水原カノ(プロフ) - にこさん» コメントありがとうございます!♡イメージ画…!考えたこともなかったです!検討してみます(*'▽'*)ありがとうございます! (2022年11月1日 17時) (レス) id: dc8eb8059d (このIDを非表示/違反報告)
水原カノ(プロフ) - いつから俺を、人間と錯覚していた、、?さん» コメントありがとうございます(*´꒳`*)お返事が遅くなってしまいすみません!探し求めていたものがあってよかったです〜!引き続きお楽しみください!! (2022年11月1日 17時) (レス) id: dc8eb8059d (このIDを非表示/違反報告)
水原カノ(プロフ) - ナナ宮さん» コメントありがとうございます!(о´∀`о)返事がかなり遅くてすみません…。お兄ちゃん設定たまらんですよね!楽しんでくださり何よりです! (2022年11月1日 17時) (レス) id: dc8eb8059d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:水原カノ | 作成日時:2021年9月3日 16時