24話 接点 ページ25
︎︎
音駒高校の主将であろう人に覚えていないか、と声をかけられたが、全く覚えていない。
記憶喪失とかなった覚えもないし、一方的にあちらが私のことを知っているだけでは、？
とも思ったが、何となく、接点はあったのだろうと感じた。
私が覚えていないだけで。
黒尾「東京でチームに入ってたろ？俺もいたんだよ。」
A『なるほど！』
どうやら私と猫又先生の出会いの場に彼らもいたらしい。
黒尾「まぁ成瀬さんと接点が多かったのは俺じゃなくて、研磨だったけどな。」
A『研磨…？』
黒尾「こいつ。孤爪研磨。」
なーんか見た事あるような。猫背な男の人にしては長い髪。
A『……………研磨！！！！！！！！』
研磨「……。」
A『ごめんごめん！金髪のプリン頭だからわかんなかった！意外と身長伸びたんだね！』
主将さんのことはあまり思い出せないけど、研磨のことは思い出した。
チームの体験に来た研磨はプレーはあまりすることなく、コートの端にいて。
確かにあまり運動が好きそうなタイプではなかったし、なんで来たんだろうと思いながらも声をかけたんだった。
A『バレー続けてたんだねぇ。しかも音駒高校！』
研磨「……まぁ。」
A『そっかそっかぁ。私より研磨の方がバレーを長く続けるとは思わなかったなぁ。』
研磨「……怪我したって雑誌で見た。全国行けなかったって。」
A『悔しいよね。でもバレーに関わってさえいれば、私は不幸じゃないから。』
研磨「うん。俺も…ゲームが出来るなら、大抵のことは気にしない。」
A『んふふ。』
そうか、研磨はゲームが好きだったっけ。
人それぞれ幸せと感じるものは違う。
私にとってはバレーだけど、研磨にとってはゲーム。
A『好きなものを突き通す人が一番かっこいいもんね。』
黒尾「久しぶりなのによく喋りますね、君達。」
A『主将さん。』
黒尾「黒尾鉄朗です。以後お見知りおきを。」
A『黒尾さん。』
黒尾「なーんか貴女とは長い付き合いになりそうなので。」
研磨「クロ…何言ってんの。」
まぁ、日本バレーボール協会 競技普及事業部にて共に働くとはこの時誰も予想が付かないだろう。
黒尾さんに関しては、広報部 特命主任を兼務されてるとか。
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シマエナガ - 氷空さんさん» それな？ (4月10日 15時) (
レス) id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
シマエナガ - とても面白かったです。すみませんが、オチがまだ変えられるのであれば、スガさんにしてもらいたいです。よろしくお願いします。これからも執筆頑張ってください！ (4月7日 17時) (レス) id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
ピンス(プロフ) - すごい作品に出会ってしまった…続き楽しみにしてます！ (4月4日 9時) (レス) @page26 id: a7fb103bed (このIDを非表示/違反報告)
赤羽 - 神だった、、、 (4月2日 15時) (レス) @page9 id: b22b7ccd76 (このIDを非表示/違反報告)
氷空さん(プロフ) - この作品は…神ですか？ (3月14日 20時) (レス) @page17 id: c796edc5c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：迷子 | 作成日時：2024年2月28日 23時
