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23話  音駒高校 ページ24

 ︎︎








このGW合宿では、レシーブ強化のメニューが多かった。


青城との練習試合でも、月島君や日向のレシーブの苦手がバレていたし、西谷と大地くらいしかまともにとれない。


バレーは、サーブが取れなければ始まらないのだから、レシーブは一番鍛えなければいけない。長期的に。











そしてお目当て、5月6日


先に着いていた音駒高校との挨拶を済ませる。





山本「び、美人マネが、ふ、2人も…!?」


「「ハーゲンダッツ、ゲットー!!」」





そして潔子と一緒に体育館に早め入り各自仕事を始める。


みんなは今日ユニフォームでの試合で、まとまりもあるし、やっぱりかっこよく見える。


音駒高校は赤色という奇抜な色のユニフォームだが、普通に全員似合ってるのが凄い。


多分うちの日向や月島とかが着ると眩しくなるなぁ。






A『音駒高校ってマネージャーいないんだね。』


清水「そうみたい。」





ドリンク作りくらいなら手伝おうとか思ったけど、いつも居ないなら、いつも通りが一番かなと思い、やめた。


毎日の日課とか、ルーティンとか、そういうのは部外者が口を出すと、上手くいかないものだから。








A『猫又監督、お久しぶりです。』


猫又「久しぶりだな!元気しとったか!」


A『はい。』


猫又「バレーやめたって聞いた時はびっくりしたけどな、今はもう吹っ切れとるようでよかったよ。」


A『どんな形であろうと、バレーに関わっていられるなら私は不幸では無いです。』


猫又「そうかそうか。なら今やれるべきことを後悔ないようにな。」


A『はい。ありがとうございます。』


猫又「…………負けるつもりはねぇよ。」


A『負けるつもりならこっちから願い下げです。』


猫又「はっはっはっ!!!怪我がねぇようにやろうな。」


A『はい。お願いします。』










清水「……向こうの監督と知り合いだったの?」


A『うん。小学校の時東京いたからさ、その時に。』





私がバレーを好きになったきっかけの1つを作ってくれた人。


あまり背の高くない私に、ネットを下げるという選択肢を与えてくれた人。


みんなが最初に立ち止まる、高さという壁を少しでも壊してくれた人。








黒尾「俺のことも覚えてないんですかね。」


研磨「…。」


A『……………すいません。』





まさか人生において気まずいTOP100には入るであろう場面に自分が経験するとは……。

24話  接点→←22話  エースな男



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シマエナガ - 氷空さんさん» それな? (4月10日 15時) (レス) id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
シマエナガ - とても面白かったです。すみませんが、オチがまだ変えられるのであれば、スガさんにしてもらいたいです。よろしくお願いします。これからも執筆頑張ってください! (4月7日 17時) (レス) id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
ピンス(プロフ) - すごい作品に出会ってしまった…続き楽しみにしてます! (4月4日 9時) (レス) @page26 id: a7fb103bed (このIDを非表示/違反報告)
赤羽 - 神だった、、、 (4月2日 15時) (レス) @page9 id: b22b7ccd76 (このIDを非表示/違反報告)
氷空さん(プロフ) - この作品は…神ですか? (3月14日 20時) (レス) @page17 id: c796edc5c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:迷子 | 作成日時:2024年2月28日 23時

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