14話 セットポイント ページ15
︎︎
女子の声援と共に遅れてやってきた及川はおいといて、
2セット目から調子を取り戻した日向と飛雄の速攻はいい感じに決まっており、
やはりみんなのやる気も上がっている。
1番は" あの "青城相手にというのが、大きいだろう。
A『そろそろきますよ。』
武田「え？」
こちらがセットポイントを握ったまま、青城側のサーブとなったとき、
アップを終えたであろう及川がピンチサーバーとして入ってきた。
きっとこの中であの男のサーブを恐れているのは、私と飛雄くらいだろう。
この会場にいる人達はいずれ、サーブとレシーブの大切さを身に染みることになるはずだ。
武田「たしか、ピンチサーバーは、サーブが上手な人がやることが多いんだよね。」
A『はい、大まかにいうと。流れを変えたい時や相手チームの選手に牽制する時にも使います。』
武田「でも、あと一点だし、大丈夫だよね、？」
A『だといいんですけど。』
武田「え、！？」
A『いくら日向と飛雄の速攻とか、チームの攻撃力が高くても、それに繋げないとバレーは出来ないんです。』
武田「？」
A『バレーボールが好きな彼らだからこそ、" 繋ぐ "の大切さを再び学ぶことになると思います。』
武田「繋ぐ……」
及川のサーブは威力が強いだけじゃない。
狙った所に打つ正確なコントロール。
まさに今、及川は月島君を指差している。
A『サーブは個人競技ですからね。』
結局、何とか繋いだ烏野が相手にセットポイントを握られる前に、セットを取った。
A『ふぅ…。』
武田「……………すんごい。」
菅原「あ、そうか！先生は3対3見てないから日向と影山の攻撃を見るのは今日が初ですもんね！」
あの速攻は及川もできるかと言われたら、自信を持ってうなずくことは出来ない。
それほど神業とも言える速攻。
初心者の先生からしたら、多分未知の世界なんだろうな。
及川｢Aちゃ〜ん！｣
A『………げ。』
及川｢聞こえてるから！！！！！｣
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シマエナガ - 氷空さんさん» それな？ (4月10日 15時) (
レス) id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
シマエナガ - とても面白かったです。すみませんが、オチがまだ変えられるのであれば、スガさんにしてもらいたいです。よろしくお願いします。これからも執筆頑張ってください！ (4月7日 17時) (レス) id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
ピンス(プロフ) - すごい作品に出会ってしまった…続き楽しみにしてます！ (4月4日 9時) (レス) @page26 id: a7fb103bed (このIDを非表示/違反報告)
赤羽 - 神だった、、、 (4月2日 15時) (レス) @page9 id: b22b7ccd76 (このIDを非表示/違反報告)
氷空さん(プロフ) - この作品は…神ですか？ (3月14日 20時) (レス) @page17 id: c796edc5c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：迷子 | 作成日時：2024年2月28日 23時
