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茅野さんにつかまって、色々話されたけど…


「…なんで…あんな…お人好しなのかな…」



「でも、私は救われたから!」




彼女の声が頭の中で繰り返される




「…救うって…何?」





なら、なんで中尾くんは死んでしまったの…?







「A…信じてたのに…」
「お前のせいだ!」
「うわ、あの人だよ、噂のAって」




「ごめんなさい…ごめん…なさい…」




聞こえないはずの声が聞こえてきて、苦しくなる


ズルズルと力が抜けて、廊下に座り込む








…昔からそうだった


家族の前でしか、普通に話せなくて

小学校、中学校、そして高校

どこに行ってもダメだった





やられることは、年齢が変わっても変わらない


もはや “ 慣れ ”


感覚が麻痺したような気分だった







それでも、この頭の中での声は止まらなかった



ずっと私を責める声が響いている


…わかってる、これが幻聴だってこと



それでも…私は…





「いつまで…責められて…生きて…いくのかな…」




この声がなによりも怖かった









柊「A、教室に戻れ」


突然、後ろから聞こえた先生の声に悲鳴をあげそうなほど驚いてしまう



柊「…顔色悪いな…大丈夫か?」


覗き込む先生から、必死に目を逸らす


「…大丈夫…です…」

柊「…そうか、なら戻って」







逃げるように教室に戻った




「うわ、ブッキーのおきにじゃん」
「付き合ってんでしょー」
「うわー流石に引くわ」





…またありもしない噂




別にどうでもいい




諏「ねぇ、なんか言えば?

反応ないとかつまんないんだけど」





「…ごめんなさい…」




「出た〜!こいつ、ごめんなさいしか言えないんじゃない?」
「それやばいねー!」
「被害者ぶってるけど、そういう態度が悪いんだよねー」






悪いとか、悪くないとか




もうどうだっていい






あと…9日だから…







そのあと、すぐに先生が教室にやってきた




柊「今日も、俺の授業を始める」

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sei(プロフ) - 楽しんで読ませてもらってます!私にもその文才欲しいくらいです。・゜゜(ノД`) (2019年3月21日 17時) (レス) id: cd07a6348c (このIDを非表示/違反報告)
バボちゃん(プロフ) - 諸行無常系女子さん» ありがとうございます!頑張りますね( ̄^ ̄)ゞ (2019年3月18日 18時) (レス) id: f818c9f9b9 (このIDを非表示/違反報告)
諸行無常系女子 - 楽しく読ませてもらってます!これからも頑張ってください(*^o^*) (2019年3月18日 14時) (レス) id: 30d23c8fcb (このIDを非表示/違反報告)
バボちゃん(プロフ) - ラビットさん» ありがとうございます!ラビットさんのお言葉、とっても励みになります! (2019年3月17日 23時) (レス) id: f818c9f9b9 (このIDを非表示/違反報告)
ラビット(プロフ) - ものすごく面白くて続きが気になります!更新頑張ってください! (2019年3月17日 19時) (レス) id: 80ad6ef553 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:バボちゃん | 作成日時:2019年3月14日 20時

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