235：双子磁石 ページ37
消毒をつけて、包帯を巻く。
その間、ずっとレオリオは文句のように「ダニだって森にはいるし、傷口から妙な病気に感染することもあんだぞ」と述べていった。
その彼の姿に、ウサギ＿＿Aは思わず笑ってしまう。
「おら、出来たぞ」
レオリオの手当は、本当に医者と同じくらい綺麗なものであった。
Aは立ち上がり、手当が施された足をまじまじと見る。
うわ……凄いかも…
「あ？なんだ、どうした？文句は受け付けねーぞ」
レオリオが言うと、Aはさっとプラカードを出した。
「『君、いい男だな』」
文字を見たレオリオとクラピカはぱちくりと瞬きをする。
そして、彼ら二人が何かを尋ねる前に彼女の姿は森の奥に消えて言ってしまった。
「アイツ、本当に12歳かぁ？？」
漸くレオリオが口を開いた。
先程のプラカードを思うと、12歳の言葉とは思えない。
本当に12歳ならば、それはもう随分マセた子供だ。
「レオリオ、君もそう思うか？」
「そう思うかって………」
レオリオが言いかけ、クラピカの顔を見ると至極真剣な顔をしていた。
顎に手を添え、難しい顔をし考える姿。
見つめる先はウサギが消えていった方角。
どうしたクラピカ、とレオリオは顔だけを顰める。
「あのウサギ………彼女、どうにも色々噛み合わないんだ。つぎはぎ、というか」
「つぎはぎ…？」
クラピカはこくりと頷く。
「年齢も強さも言葉選びも、なんだか全部がちぐはぐだ。彼女、何かあるぞ」
＿＿＿＿。
「で、結局アンタと落ち合っちゃうわけか」
何十時間ぶりの発声に、自分の声を忘れそうになる。
半ば思いながら、Aは再び森の中で再会した弟へ述べた。
「双子、だからね。引き合っちゃうんでしょ」
「その見た目で言われてもねぇ…」
Aは弟を横目で見ながら呟く。
結局、暫くは二人で行動する道を選んだ双子。
草木を踏み締めながら、イルミは後方を確認する事なく口を開いた。
「姉さんの方、ずっと尾いてきてるね。殺そうか？」
「いいわよ、手出してこない限り」
放っておきましょ、とAは返す。
勿論のことだが、ずっと尾行されているのは分かっていた。
イルミはじとりとした横目を向けたが、Aは知らぬ顔を決め込むのでその話をするのは諦めた。
「俺、今からヒソカと落ち合うことになってるんだ」
「あ、そうなの？」
「姉さんも行く？」
「まぁ…暇だしね。アレに会うとそれはそれで厄介なんだけ＿＿＿、」
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鼻毛太郎(プロフ) - ポテトさん» し、した…！！！って感じですよね…！絶対無茶苦茶な会話してますよ…おわーーテスト頑張ってください；；テスト明けいっぱい楽しめるよう、沢山お話作っておくので…！いつも応援されている身なので、今回ばかりは私が応援を！頑張って！！ (2021年5月28日 19時) (
レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
ポテト - きゃーーーー(/ω＼)ｷｬｰ〜ついに、ついに、キッッッッッッッッスですか。確かに、早く旅団との絡みもみたい(*´-`)クロロと4人での会話なんて、めちゃくちゃテンション上がりますo(*≧∀≦)ﾉただ、テスト期間なのでこれからコメントするのが、少なくなりそうです(..) (2021年5月28日 16時) (レス) id: 6f62e33b14 (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - ポテトさん» そうなんですよね…！意外と真面目な戦闘シーンって無くて、今後もちょくちょく出てきます…！たまには2人とも動ける人なんだから、目一杯動いてもらいたくて！ (2021年5月26日 23時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
ポテト - ヤバイ、かっこいいぃぃぃぃ＼(^-^)／ヒソカとの真面目な戦闘シーンって、今までなかったからすごく興奮しました(*´-`)『その時…』って何があったのぉぉぉ (2021年5月26日 19時) (レス) id: 6f62e33b14 (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - ポテトさん» 絶対2人に「それは無理がある」って言われるけど、「は？」って言って黙らすんだろうなと書きながら思いましたね笑数話殺伐とした内容が始まりますが、殺人鬼と暗殺者の真骨頂だと思うのでお楽しみに…！！！ (2021年5月24日 22時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼻毛太郎
| 作成日時：2021年4月14日 1時
