百六十五:胸騒ぎというものは的中する ページ32
土方から全て忘れるように言われた次の日。
陰鬱になるじっとりとした雨が降っている中、私は嫌な予感に眉をひそめた。
超能力とはまた違うが、何故だかそんな気がする。
今日の当番の童磨が不思議そうに私を見ていたけれど、何とも言えない。そんな中、お客でもやってきたのか店の戸口がガラガラと開く。
やってきた人物に……いや、人物達に「いらっしゃい」と言おうとした私は、いの文字すら発することなく口を開いて呆然とすることになった。
道信さんのところの子供たちだったから。
童磨「あれっ…君たちはあの廃寺のとこの……」
『というかよくここが分かったわね…道信さんは?』
子供「姉ちゃん、先生が……先生が……!!!」
よく見てみれば全員泣きはらしたような顔である。そして、最後まで紡がれなかった言葉……
それが何を意味するのか、嫌でもよく分かった。
『…………万事屋さんの所、行こっか』
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沖田「旦那ァ、妙なモンに巻き込んじまってすいませんでした。この話はこれっきりにしやしょーや。これ以上関わってもロクなことなさそーですし」
『だから身勝手だって言ってんのよアンタらは』
沖田「!姉御…それにテメーら、ここには来るなって言ったろィ」
『私が勝手に連れてきたのよ…お店まで来たから』
来てみれば、沖田が今回の件についてはこれっきりだとか言い始めたのですかさず口を挟んでしまった。先程ちらっと聞こえたが、道信さんはやはり亡くなったようだ。
それでこれっきり?それでは
童磨は特になにも言わなかった。複雑な心境だから言わないのか、それとも何も感じてないのか…。
子供「…に、兄ちゃん…兄ちゃん達に頼めば何でもしてくれるんだよね。何でもしてくれる万事屋なんだよね?」
子供「お願い!先生の敵討ってよォ!」
童磨「仇、ねぇ…」
『どうかした?』
童磨「んーんー、どうもしない」
百六十六:時には感情的になるのも良い→←百六十四:バレるもんはバレる
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荊姫(プロフ) - 阿呆代表の神さん» コメントありがとうございます!兄貴と夢主が出会うのはいつになるかな…?お楽しみにー! (2020年4月10日 19時) (レス) id: 2b5715eac5 (このIDを非表示/違反報告)
阿呆代表の神(プロフ) - 星海坊主篇かー!しかも兄貴登場…っ!! これは更進が待ち遠しいぜっ!! (2020年4月10日 19時) (レス) id: 10eaece567 (このIDを非表示/違反報告)
荊姫(プロフ) - シリアスクラッシャー戒さん» 読んでいただきありがとうございます!えッ、マジですか!!!これからも頑張ります!ありがとうございました! (2020年4月5日 22時) (レス) id: 2b5715eac5 (このIDを非表示/違反報告)
シリアスクラッシャー戒(プロフ) - 読ませていただきました!はい、滅茶苦茶面白いです!正直私程度の作者は貴方様の作品が素晴らしいのでアドバイスは…思いつきません!!更新、頑張ってください!! (2020年4月5日 22時) (レス) id: dea2534335 (このIDを非表示/違反報告)
荊姫(プロフ) - 阿呆代表の神さん» コメントありがとうございます!おまかせを! (2020年4月4日 22時) (レス) id: 2b5715eac5 (このIDを非表示/違反報告)
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