【銀魂】左 遷 さ れ ま し た 。

三飛び ページ5

『それで、何の用？』



嫌な予感を漂わせる文面のメールが来てから30分後、警察庁へと帰り着くと真っ直ぐ長官室へと辿り着く。


そこには既に待ち構えていたクソ上司こと松平片栗虎長官が椅子にふんぞり返って座っていた。正直少しイラッときた。


単刀直入に話題を切り出せば、松平長官は気持ち悪……じゃなくてマジマジと私の顔を見てから口を開く。


「お前は明日からァ真選組でお目付け役として働けェ」




『は???』



ワンモアセイプリーズ……何を言ってんだコイツ…


真選組といえば、チンピラ警察として有名な武装警察だ。チンピラと名がつくだけあって、市民からの評価は宜しくない上に変なところで金がかかる。


市街地の修理代だとかマヨネーズ代だとか修理代だとか修理代だとか……悩みの種の1つの組織だ。


その組織で、私がお目付け役として、働く???


しかも明日から???


左遷じゃねぇかｧｧｧｧ!!!



『どういうことだ!!!もう私は用済みってか!?』

「違ｧう。話を聞けェってんだ……天導衆がなァ……｣



話を簡単にまとめるとこうだ。


どうやら真選組が天導衆保有の違法施設でひと暴れしたらしく、天導衆に真選組の局長と共に呼び出されたらしい。

これだけ聞くと何やってんだか(白目)というような内容だが、本題はここからだった。


天導衆曰く、『麗鬼に真選組を見張らせろ』とのことらしい。


恐らく天導衆は…『麗鬼』と呼ばれる私の存在がとにかく邪魔で仕方がない、そして今回の件で真選組も邪魔だと考えたらしい。


何故私がそんなにも奴らの邪魔になるのかがよく分からないが、とにかく邪魔者は邪魔者で纏めてしまえという魂胆なのだろう。


そんなに邪魔か、そんなに私は邪魔なのか。


兎にも角にも……面倒なことになった。

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